「人生、無事是名馬」|雑談系競馬ブログ

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

カテゴリ: 競馬/レース回顧

ソーヴァリアントが抜群の手応えで直線に向き、誰もが「勝った」と思ったその瞬間..大外から凄まじい勢いで末脚を繰り出してきたのがアサマノイタズラだった。
「菊花賞の権利が取れれば」と無欲の後方待機策を選んだのがドンピシャ。前走まで手綱を取っていた嶋田純次から乗り替わった田辺裕信らしい、大胆かつ自然体の競馬が実を結んだ。

春にもスプリングSでヴィクティファルスの2着があったように、重賞でも勝ち負けできる実力はあった馬。今回は何もかもがうまくハマった感があるが、今後も息の長い活躍が期待できそう。
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春の主力どころが不在で、桜花賞・オークス5着のアールドヴィーヴルが単勝1番人気という組み合わせ。新興勢力が風穴を開けるのも、必然の流れだったか。

1勝クラスを勝ったばかりのアンドヴァナラウトが好位から鮮やかに抜け出し秋華賞の優先出走権をゲット。

とはいえ単勝4番人気に支持されていたように、その隠れた実力は高く評価されていたようだ。加えて母グルヴェイグという良血。大事に使われてきた素質馬開花の瞬間が訪れた。
それにしても他馬が包まれたり展開に泣いたりと不完全燃焼なレースを強いられる中、実にスムーズな立ち回りを見せた福永祐一の騎乗も地味ながら光る。
紫苑Sでもファインルージュを勝利に導き、これで秋華賞トライアルは完全制覇。恐らく本番はファインルージュに乗ることになるかと思うが、どちらもすばらしい仕事ぶりだった。

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桜花賞3着馬ファインルージュが鮮やかに突き抜け完勝。1番人気の座はエクランドールに譲ったが、終わってみれば力が違うと言わんばかりの内容だった。
心配された距離適性にもメドを立て、さあこれで秋華賞も..と言いたいところだが、G1だとひと踏ん張りが利くかどうか微妙なところ。ソダシやユーバーレーベン相手となると、やや分が悪いかなというのが正直なところ。

2着は内をうまく立ち回ったスルーセブンシーズ。父ドリームジャーニー譲りの中山巧者ぶりが際立つ一頭で、今から来年の中山牝馬Sが楽しみでならないw

ここまでは順当だったが、人気薄の伏兵も健闘。
惜しくも秋華賞の権利取りとはならなかったが、3着ミスフィガロの末脚は際立っていた。内有利の馬場で外からあそこまで差してこられたのは力の証。
兄にワグネリアン、そして祖母に先日亡くなったブロードアピールがいる血統が徐々に開花しようとしている。
4着シャーレイポピー、5着トウシンモンブランの好走を説明するのも難しいが、序盤ペースが遅く好位を取れたのが最後の踏ん張りにつながったか。
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わかりきった先行有利の馬場ながらもペースが緩み、前残りの波乱劇となった。

出遅れたバスラットレオンはともかく、グレナディアガーズが勝ちに急がなかったのは米国遠征も見据えて経験値を積み重ねておきたかったということかな。
控えて、4角も外を回してどれだけの脚を使えるか。馬場と展開の影響もあって差し届かなかったが、能力は見せられたかと思う。
3歳になってからは惜敗続きでさらに慣れない環境でのチャレンジとなると簡単ではないが、母ウェイヴェルアベニューも制したブリーダーズCである。堂々と挑戦を。

バスラットレオンは逃げて高速上がりでまとめた新馬戦の内容から見ても、逃げ一辺倒の馬ではないと思っている。
春はNHKマイルCまで落とせないレースが続いていたので先行する形を取っていたが、今回は控える競馬を試みた陣営の判断も正しい。
ただ、出負けはしんどい。まして中山マイル戦では。
結局、後方追走から4角も大外を回して末脚も伸ばせず。完全にリズムが狂った今回は度外視すべきで次に改めて期待したいが、ゲート難が克服されないようだと信用は置きづらい。

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G1直行が当たり前の時代に、これだけ見応えのある前哨戦が見られると燃えますね。

レシステンシアはやっぱり強い。開幕週の馬場とはいえ、32.8秒を追いかけて後ろの末脚を封じてしまうのだから、改めて現役屈指のスピードを見た印象。
ただ、生粋のスプリンターというわけでもなさそうなので、本番でダノンスマッシュと再戦した際にリベンジなるかは少し微妙なところ。

ルメールとのコンビは続行ですかね? 高松宮記念で誰に乗ってたっけ..と思い出そうとしたら、ああそういえばマーチSでアメリカンシードに乗ってましたねw

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ずっと「ジオクリフ」だと思ってましたジオグリフ。たぶん過去のブログやnoteも全部「ジオクリフ」って書いてる。
そうか、「ジオグラフィー」って言いますもんね。母ナスカ。地上絵。そうよね、知ってる(言い訳

しかしもう二度とその名を間違えることもないでしょう。札幌2歳S圧勝で来季のクラシック戦線に堂々と名乗りを上げたわけですから。

最後方待機から3角を過ぎたあたりでスパートに入ると、余裕たっぷりの手応えで直線入り口で先頭に並びかけ、そのまま突き離し4馬身差の圧勝。
インパクト十分の勝ちっぷりで、クラシック有力候補との声も聞かれるほどだった。

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「誰が勝ってもおかしくない」新潟記念は、ゴール前まで文字通り横一線の争いとなったが、大外から迫るピンクの帽子が最も際立つ脚色を見せていた。トーセンスーリヤのさらに外、ミルコの叱咤激励に応えて懸命に追い込むマイネルファンロンだった。

いやー、まさかここで激走を見せるとは。

ラフィアンのステイゴールド産駒のイメージそのままに、持久力勝負に活路を見出すタイプだったが、上がり最速33.4秒の末脚で外ラチ沿いを一閃。これだけの脚を引き出せたのは、テン乗りの鞍上の手腕によるところが大きい。さすがはユーバーレーベンでオークスを制しただけあって、兄も見事に乗りこなした。

ステイゴールド産駒はこれで06年から16年連続の重賞勝利となり、聞くところによると通算113勝目で歴代4位タイとなったそうで。種牡馬入り当時は決して期待が高かったわけではないですけれど、自ら運命を切り開いた偉大なる種牡馬。
さすがに残された産駒も少なく、今後どこまで数字を伸ばせるかは不明瞭ですけど、だからこそこの勝利の価値も大きいと思います。

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開業3年目、37歳の長谷川浩大調教師がJRA重賞初勝利! うれしい白星をもたらしてくれたのは、デビュー前から「秘密兵器」と期待を寄せていたナムラクレアだった。



フェニックス賞で厳しい競馬を経験したのが財産になったのだろう、相手が強くなった今回もスムーズに外の好位で流れに乗り、直線も馬場のいい外へ。
枠順も味方した感もあるが、先頭に並びかけるとあっという間に抜け出し、最後は2馬身差の完勝。文句のつけどころのない勝利だった。

厩舎開業後は主に中村均厩舎の所属馬を引き継ぎ、トラストやヤマニンアンプリメで大きな舞台も経験してきたが、「自前」の管理馬での勝利は一層うれしいものだろう。
まだリーディングで上位をうかがえるほどの実績は残せていないだけに、名刺代わりになる重賞勝ちは今後に向けても大きな一勝になるはず。

個人的にも面識のある方なので本当にうれしく思ってます。おめでとうございます。

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2歳G1から来季のクラシックにも関連する一戦になりそうですね。

新潟2歳Sを制したのはセリフォス。スタートで少し出遅れたものの、中団インでじっと我慢し直線はインへ。他馬が避けて通ったラチ沿いを通って差し切り勝ちを収めた。

この完成度の高さとソツのなさ、これぞ優秀なダイワメジャー産駒ですわ。

上がり3F32.8秒はスローペースによるもので過剰にもてはやす数値ではないが、控えて末脚を伸ばす戦法で結果を残せたのが大きい。恐らく暮れの目標は朝日杯FSになるだろうが、自信を持って臨めるのでは。

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川田将雅の涙、オーソクレースの成長、そしてランドオブリバティの大逸走と話題の尽きないレースだったが、まずは「もうひとりの天才少年」ダノンザキッドについて振り返りたい。

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ペースが落ち着くと苦しい競馬になるのでは..と危惧していたが、クロノジェネシスは強かった。自ら動いて他馬をねじ伏せる圧巻のレースぶり。これぞ単勝1番人気、ファン投票1位の期待に応える勝利だった。

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だいたい思い描いていた通りの勝利。これぞスマイルカナである。

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ルメールもこんなキチゲ開放するような大逃げを打つことあるんだなというのが率直な感想w 今後のためにもマイルはこなしたかったモントライゼだが、不本意ながら玉砕してしまう結果に。

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グレナディアガーズの大駆けには屈したものの、上位人気に支持されたステラヴェローチェとレッドベルオーブはそれぞれ実力通りのレースができたように思う。

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朝日杯フューチュリティSを制したのは、「目覚めた天才少年」グレナディアガーズ。2歳戦から活躍を期待されていたFrankel産駒が、未勝利を脱出した直後に臨んだ一戦でタイトルを獲得した。

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ダート無敗の快速馬ダンシングプリンスの出走が注目を集めたカペラSは、単勝4番人気のジャスティンが勝利。58kgを背負った影響を感じさせない軽やかな走りで、中央重賞初勝利(交流重賞を含めると3勝目)を挙げた。
ここ2戦、戸崎圭太に手綱を譲っていた「主戦」坂井瑠星の騎乗も完璧だった。テンからスムーズに加速し外の好位をしっかり確保できたのが最大の勝因。あとは前を行くダンシングプリンスを格好の標的とし、直線半ばで競り落とす理想的な形に持ち込んだ。これで今季はキーンランドCに続き中央重賞は2勝目(通算5勝)。チャンスに恵まれた状況下においてはまだまだ物足りなさも感じるが、勝ち数(42勝)も含め今年もどうにか見られる数字でフィニッシュできそうだ。

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関連エントリ:
■ 【週末雑談】完成度のソダシか、将来性のサトノレイナスか/阪神ジュベナイルF


ゴールの瞬間は「出た!」と思ったが..w

白毛のソダシが先に抜け出したところを、内から末脚を伸ばしたサトノレイナスが襲いかかる..内と外で離れた2頭が並んでゴールに飛び込んだが、わずかに先着したのはソダシの方だった。白毛馬による初めてのG1制覇。「勝つならここしかない」と思っていただけに、割と素直に偉業達成を祝福できている。
ゴールドアクターの有馬記念以来となるG1勝利となった吉田隼人。しばらく足踏みが続いていたが、現状を打破するために関西の厩舎とのパイプ強化に務めた結果が、この勝利につながった。思えば流れを変えたのも函館記念のアドマイヤジャスタでの大駆けから。須貝尚介厩舎の信頼をつかみ取ったことから全てが始まった感。続きを読む
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自分も含めて馬券師たちって、色んな派閥に所属してるじゃないですか。データ派とか馬場派とか。その中にも一定数いらっしゃるであろう「調教派」にとっては大勝利のチャンピオンズCとなったのでは。
圧倒的人気を背負ったクリソベリルが4着に敗れた。JBCから約1ヶ月で大幅な馬体増、一部では状態面の不安も早くから取り沙汰されていたらしい。たぶん疲れが残って攻めきれなかったのだろうか。一週前・直前とも追い切りは遅れてしまっていた。それでも馬券は一本かぶり。自分も含め「国内無敗」の看板を疑えずにいた。
普段、調教派の人たちってあまりG1で出番なくないですか?情報量も多いし、馬のレベル高いしなかなか状態面での波も小さい。だからこそ今回は会心の一撃となったのではなかろうか。おめでとうございました。

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ラジニケ杯京都2歳Sはワンダフルタウンが勝利。序盤はじっくり構え、直線で大外から力強く末脚を伸ばしてきた。萩Sでは期待はずれの3着に終わったが、ここでしっかりと前進。ノーザンファームの生産馬でありながら、叩き上げタイプのキャラというのが少し異質。外厩はしがらきを使っているようだが、高橋義忠厩舎のスタンスなのだろうか。
デビューから4戦すべて上がり最速をマークする一方、34秒を切る戦況は未経験。現状だと皐月賞の方が自信を持って望めそうな予感がする。恐らく次はホープフルSになると思われるが、そこも速い上がりは不要。デビュー戦で敗れたダノンザキッドら強敵との対戦になるが、十分やれるだろう。


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ありがとう、おめでとう。そして、ごめんなさい。

アーモンドアイに言葉をかけられるとしたら、この3点セットを贈りたい。まずは、これほどまでの強さを誇る名馬と出会えたことへの感謝。長きにわたって次元の違う強さとかわいさを見せつけた、正真正銘の九冠女王ですわ。そう簡単には破れないであろうその金字塔を打ち立てたことにも、改めて祝辞を。
そして、秋の天皇賞からずっとしつこいくらい「5歳秋の衰え」を指摘し続けてきた的外れっぷりを心からお詫びしたい。アーモンドアイは最後までアーモンドアイでした。

キセキの爆逃げでラップタイムはえらいことになっているが、それを差し引いてもまずまず平均的なラップ。本質的に2400mは長そうなタイプ、なおかつこの秋の東京芝コースはタフなコンディションで、末脚が鈍ってしまうのではないかと懸念したのだが..くり返しになるが、別次元の強さだった。

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東スポ杯2歳Sは単勝1番人気に応えてダノンザキッドが勝利。プラス24キロで発汗も目立つなど、ちょっとコンディション面が心配にも映ったが、問題なく力を出し切った。

しかし何なんでしょうねこの「ここらが限界でしょ」感は。

少なくとも「これで日本ダービーも決まった!」的なインパクトはなかったですよね。安心と信頼の東スポ杯だというのに。ダノンだからか、安田隆行厩舎だからか。何となく皐月賞3着くらいが限度のような。同じジャスタウェイ産駒のヴェロックスが低いようで高いハードル。

関連エントリ: ■ 【POG】「幻の指名馬」ダノンザキッドが評判馬揃いの新馬戦を圧勝..! (2020年6月30日)


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3日間開催は忙しい。ガンバ大阪の試合もまだ振り返られてなくてスタエフ配信が全然間に合ってない。死ぬw
とりあえずマイルCSについて。



# 圧巻のグランアレグリア
# インディチャンプを先に行かせてから突き抜ける瞬発力
# 単勝1倍台でマイルCSを勝つのは98年タイキシャトル以来
# 同年にスプリンターズSとマイルCSを勝つのも97年タイキシャトル以来
# 開催時期的に調整が難しい短距離路線で1年間ほぼパーフェクトで駆け抜けた偉業
# サクラバクシンオー→タイキシャトル→ロードカナロアに続く短距離最強馬の系譜
# 香港スプリントを勝ってほしかったという「ないものねだり」
# 来年2000mも極めたらとんでもない話

# インディチャンプ、アドマイヤマーズもカンペキなレース運び
# スローペースをあの位置で立ち回った福永祐一と川田将雅の騎乗は100点
# それとは対照的にサリオスのミルコは..
# この速い馬場で外枠から消極的な騎乗にしか見えなかった

# あとはスカーレットカラー岩田康誠のイン付きに執念を感じた
# 高橋亮調教師とマイルCSの因縁、もうあれから20年

# このメンバーならもうちょい速いペースで流れてほしかったが
# 全体的には好レース
# 強い馬がみんな国内にいる「特別な秋」を引き続き楽しみたい

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エリザベス女王杯の振り返り。



#2歳からトップクラスで走り続けるラッキーライラックすごいよね
#自ら動いて後続をねじ伏せる王道の競馬
#終わってみれば「グランプリ血統」4角でのコーナリングが秀逸
#手薄なメンバーになりそうな有馬記念、ぜひ行っちゃいましょう

#サラキアはいつの間にこんな強くなったの、マイルG3くらいが限界だったのに
#北村友一も当たり前のようにG1で馬券になるジョッキー

#ラヴズオンリーユーは復活の兆し、来年もうひと花を
#適鞍は海外にありそうだが、陣営の判断に注目
#センテリュオはできれば外に持ち出して追い上げたかった

#3歳勢ではウインマリリンの4着が最高位
#ソフトフルートもリアアメリアも見せ場なく終了
#デアリングタクトのジャパンCへの評価にも影響するかも

#ノームコアの逃げはよかった、よかったが..
#問題はペース、スローに落としてレースをコントロールしたかった

#ウインマイティーは秋3戦いいとこなし、オークスの粘りをもう一度..
#サトノガーネットは出番なし、前崩れは起こらず

#3連複4,260円、3連単21,050円は人気決着ながら高配当
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京王杯2歳SとファンタジーSも簡単に振り返っております。



モントライゼは結果もさることながら内容が優秀。マイルまでこなしちゃうのだろうか。朝日杯FSはなかなかメンバーも揃いそうで、そこでも通用するだろうかどうだろう。たとえそこで壁にぶち当たったとしても、この時点でこれだけ稼いでくれるのはダイワメジャー産駒の鑑。すばらしい。
一方レガトゥスはチグハグな競馬で力を出し切れず。1400mでもあれだけ引っ掛かってしまうのはつらいな。

ファンタジーSのメイケイエールも折り合いに苦労しながらセンスのあるところを見せつけての3連勝。もう少し抑えが利くようになれば、阪神JF・桜花賞でも馬券になるかもしれない。
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アルゼンチン共和国杯とみやこSの振り返りを簡単に。



骨折明けでも能力全開オーソリティ。これならどこかG1でも出番があるかも。当たり年のアルゼンチン共和国杯か。ユーキャンスマイルは内を突く形になったのがキツかった。叩いてジャパンCは前進が見込めるが、三冠馬2頭に太刀打ちできるかは謎。

みやこSは時計も速く消耗戦に。逃げたベストタッチダウンをめがけて早めにエアアルマスが動く展開はクリンチャーにとって絶好の形。ダート転向後なかなか勝ちきれなかったが、ここで初勝利を重賞勝ちで決めた。

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天皇賞について感想を簡単にしゃべってます。



これまでほど圧倒的な勝利ではなかったこと、ルメールが感じていた重圧などを考えても、アーモンドアイのパフォーマンスは下降線を辿っていたのではないかと。「ラストチャンス」をモノにしての八冠達成でした。

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もしも例年通り大観衆がスタンドに詰めかけていたら、歓声と悲鳴が入り混じっていたことだろう。無敗の三冠を目指して先頭に躍り出るコントレイルに、外から猛然と襲いかかるアリストテレス。あわや差し切ろうかという勢いで馬体を併せながらのデッドヒートが約200mにわたって続いたが、最後の最後は辛うじてコントレイルがクビ差だけ退けた。

まずはコントレイルが背負った使命を果たしてくれたことに安堵したのと同時に、強烈なインパクトを残したのが「敵に回ったルメールの恐ろしさ」。真っ先に思い出したのが、あのハーツクライでディープインパクトを破った05年の有馬記念。日本のほぼ全競馬ファンをフリーズさせたあのドリームクラッシュが15年の時を経て再現されるのかと、迫りくるアリストテレスを見ながら軽く恐怖した。
道中はコントレイルを執拗にマンマーク。動くタイミングも合わせて4角で外から併せにかかると、鬼気迫るアクションで最後まで抵抗し続けた。入線後はてっきり福永祐一に手を差し伸べて祝福でもするのかと思ったがそんな素振りもなく。馬上の姿からも悔しさがにじみ出ているように感じた。

JRAの所属となった近年はアーモンドアイを筆頭に圧倒的人気を背負う立場の乗り役となったが、短期免許で騎乗していた頃は代打の必殺仕事人として鳴らしてきた。カワカミプリンセスを破ったリトルアマポーラ、ヴァーミリアンを破ったカネヒキリなどその実績は枚挙にいとまがないが、当時の職人ぶりを思い出させるナイスファイト。週ナカの展望では「誰かコントレイルを本気にさせてくれ」というテーマで話したが、その答えはここにあった。

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デアリングタクトが無事に牝馬三冠を達成。ああよかった、ホッとした。ゴール前の拍手はよかった。思わずジーンとくるものがあった。



と言いつつ、牝馬三冠についてはもはや「偉業」というほどではなくなりつつあるようにも感じている。理由についてはラジオでしゃべってるけど、時代の変化ですよね。三冠牝馬が頻出するようになったのと、競馬界をリードする牝馬が多く出てくるようになったのも同じタイミング。そういうことよ。

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くり返しになるが、グランアレグリアの強さはとんでもないものだった。出遅れて4角でもまだ最後方、わちゃーやらかしたかと思った次の瞬間、目の色を変えるようなスパートに転じるとあっという間に前との差を詰め、残り100mくらいの地点で勝利を確信。ギリギリ届いたレベルではなく、2馬身もの決定的な差をつけての圧勝に終わるとは。間違いなく世界レベルのスプリンターだ。
一つの勝因として、春に高松宮記念を経験していた点が挙げられるだろう。馬自身が6ハロンの流れを知ったことと、仮に後方からの競馬になったとしてもあれだけの脚を使えるエビデンスを得たことで、今回あの位置の競馬になっても鞍上は慌てずに済んだ。当時とは違う人が乗ってたけどw

一連の流れで感じるのは、ノーザンファームが本気で勝ちに来ているのかなということ。3歳クラシックをはじめとする中距離路線で圧倒的な強さを見せる一方、短距離路線はゴドルフィンら他のグループが互角以上の戦いを見せてきていた。ところが今季はグランアレグリアを1200mのG1に積極投入。アーモンドアイらとの使い分けという事情もあっただろうが、他にもインディチャンプも当初このレースへの参戦を計画するなど、有力馬を送り込む姿勢を見せていた。

今後もこのスタンスが続くようなら、ノーザンファーム色に塗り替えられてしまう可能性も十分。ダート路線と同様、多種多様なプロフィールの持ち主が活躍できるのが短距離路線の魅力だけに、他陣営からすれば全力で抵抗を示してほしいものだ。
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春のクラシック戦線で活躍した実績馬と夏に台頭してきた上がり馬の対戦は興味深いものだったが、結果的には前残りの淡白なレース内容に終わってしまった紫苑S。京成杯オータムハンデも似たような決着だっただけに、土日を通じて中山の馬場状態がそうさせたのかもしれない。

こういう条件になると強いのがマルターズディオサ。チューリップ賞でも2歳女王レシステンシアを負かしたが、これで春秋のトライアルを制覇したことになる。機動力が活きる展開になると持ち味を発揮できる反面、桜花賞やオークスのように持久力を問われるレースになると脆さも見せるだけに、この勝利で秋華賞での期待を高めると肩透かしに終わってしまいそうな予感。

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ゴールドシップ産駒の大挙5頭出しとなった札幌2歳Sは、残念ながら昨年のブラックホールに続く連覇こそならなかったものの、ユーバーレーベンが2着に。他にもアオイゴールドが4着、ヴェローチェオロが5着とそれぞれよく頑張ってくれた。小回りコースの開催最終週、上がりのかかる展開でのロングスパート合戦という条件はピッタリ合うのだろう。来年以降も得意の舞台になってくれそうだ。そのためにもまた一頭でも多くここに送り込めるように..

それにしてもユーバーレーベンのレースぶりはお父さんにそっくり。序盤は流れに乗れず後方に構え、向こう正面から一気にスパート。4角で先頭集団に並びかけると、そこからさらにもうひと伸びで勝ち馬に迫った。普通の馬なら脚を使い切ってもおかしくないところでもうひと踏ん張りが利く。たいしたもんだ。
これで賞金加算にも成功し、来年の春まで青写真を描ける立場になった。問題はこの適性をどこで発揮するかだw 牡馬ならホープフルSや皐月賞に照準を定めればいいが、牝馬の場合は..祖母マイネヌーヴェルが変態的な追い込みで勝ったフラワーCを全力で狙いに行って、あわよくばオークスもくらいがいいかもしれんね。

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相変わらず灼熱地獄が続く関西で過ごしていると信じられないが、日曜の札幌は気温が20度にも満たないレベルだったらしいじゃないですか。ざっくりこっちの半分。同じ国でこんなことが許されていいのだろうか。
天候もだいぶ荒れ気味だったようで、日曜は朝から重馬場での開催。メインレースの時間になっても回復することはなく、厳しいコンディションのもとで行われた。

これが1番人気のダイアトニックには完全にアダとなった。結果だけ先に知った段階ではどん詰まりでもあったかと思ったが、とにかく馬場に苦しんだ。本来ならスムーズに好位を取れるはずが追走に手間取り、4角ではもう後方に。そこから外には持ち出されたものの、もう脚は残されていなかった。函館スプリントSを完勝し、G1でも好勝負してきた強豪すらも沈める馬場の破壊力たるや。

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札幌記念はノームコアの完勝。終わってみれば久々の2000mも何のその。うっかりヴィクトリアマイルを勝っちゃったもんだからその後もマイル路線を進んだものの、もともとは紫苑Sを勝つなど適性は十分。血統的にもむしろベストと言わんばかりの勝ちっぷりだった。

横山典弘も派手さのない好騎乗を見せてくれた。まるで水が流れるように自然と進路を確保し、一切のムダのないレース運びから最後はしっかりと末脚を伸ばした。気をつけていたというスタートと折り合いも非の打ちどころなし。

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小倉記念がうれしい初重賞なら、関屋記念は名手の復活だ。サトノアーサーで戸崎圭太が復帰後初重賞制覇。昨年11月のJBCレディスクラシックで大ケガを負い、競馬場に戻ってきたのは今年の5月。先週までの時点で17勝を挙げるなど、ブランクを感じさせない騎乗ぶりは見せてくれていたが、完全復活をアピールするにはやはり重賞の勝鞍が一番である。

サトノアーサーも、ちょうど戸崎とコンビを組んだ18年エプソムC以来の重賞制覇となった。末脚が強烈なイメージがあるものの、いつも上がり最速をマークできるわけではない悩ましいタイプ。しかし今回は文句なしに突き抜けた。外が伸びる馬場に序盤からペースが流れて上がりが極端に速くならなかったのが勝因だろう。

今後も色々と注文はつくだろうが、条件がハマればまたいいレースを見せてくれるのではないだろうか。

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前半から速いペースで流れ、3角過ぎからもロングスパート合戦が繰り広げられるなど、目まぐるしい攻防となった小倉記念。ゴール前ではドラマが待っていた。単勝10番人気の伏兵アールスターが空いたインコースを突いて鮮やかに差し切り。鞍上の長岡禎仁は初めての重賞制覇となった。

若き苦労人である。

デビュー9年目の26歳。なかなか思うように勝ち星が挙がらない中、落馬負傷で長期離脱を余儀なくされるなど、早くから騎手として崖っぷちの立場に追い込まれた。しかし、美浦所属でありながら拠点を栗東に移し調教を手伝うなど地道な活動が目に留まり、徐々に騎乗馬も増えてきたところで運命の歯車が回り始める。

そう、ケイティブレイブのファブラリーS大激走である。

単勝16番人気と全くノーマークの立場での参戦。温情起用にしか見えなかった一戦で2着に突っ込んだのをキッカケに名前も一気に知れ渡るようになった。以後、かしわ記念でも再び2着と好走したり、JRAでも特別戦を制するなど着実に結果が残り始めたところで今度は重賞初制覇。

「待ちに待った」とか「悲願」とかいう表現も合わないほど、これまで重賞に参戦する機会すらなかったというのに、フェブラリーSからわずか半年、しかも重賞騎乗もそれ以来だというのにチャンスを活かしてしまうとは。

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近年は伏兵の活躍が目立つという話をしていたが、その中でも穴馬候補の一頭として挙げていたケンシンコウが逃げ切り波乱を巻き起こした。



一般的に穴を開ける馬というのは自分の形というものを持っており、それが展開やら馬場やらの要素とガチッと噛み合った時に激走するのがパターンのように思うのだが、ケンシンコウの場合は逃げ差し自在で意外性を発揮するようだ。単勝11番人気で迎えたユニコーンSでは後ろから差して3着に紛れ込み、今回は再内枠からの逃げ切り。半信半疑の7番人気という低評価もわからないではない。

これで世代を代表するダート馬の一頭として出世を果たしたことになるが、すでに1勝クラスで二度も完敗を喫しているように、決してエリート街道を歩んできたわけではない。だからこそ、どれだけの実力を秘めているのかまだ読み切れないのがこの馬の魅力でもある。

正直、個人的には古馬とぶつかって通用するとは思えない現状だが、それを覆すのが生粋の穴馬ケンシンコウのスタイルなのかもしれない。

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小回りの1700m戦、展開ひとつで着順がガラッと変わってしまいそうなメンバー構成だったが、終わってみればタイムフライヤーが人気に応えて完勝。外の好位で流れに乗り、自分の動きたいタイミングで動いての2馬身差は、どこにも付け入るスキを与えない内容だった。



昨年のエルムSで初めてダートを使われたからちょうど1年で、待望の初重賞。その過程には武蔵野S2着の惜敗や、フェブラリーS5着といった善戦もあったが、ようやくこの時を迎えることができた。
17年のホープフルSを制しクラシック候補と期待されたが、もともと血統的にはダートが本領発揮の場。芝で苦戦が続いたことでコンバートに踏み切ったが、これからも息の長い活躍が期待できそうだ。

ただ、意外なことにハーツクライ×ブライアンズタイムの配合ながら距離はマイルから1800mくらいの方がよさそうで。つい川崎記念とかでチャンスがありそうだとイメージしてしまうが、これまでの実績を考えると南部杯あたりが今後のメインターゲットになるかもしれない。

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クイーンSは予想された通り序盤から速めのペースで流れ、ゴール前は差し馬が台頭する展開に。外からはビーチサンバ、シャドウディーヴァが、内からはスカーレットカラーが迫る中、馬群の間を割って伸びてきたのが伏兵レッドアネモス。ここ数戦は重賞で苦戦が続いていた単勝11番人気の伏兵が、4,370円の好配当をもたらした。

2着ビーチサンバの福永祐一、3着スカーレットカラーの岩田康誠が「うまく乗れなかった」と4角でのコース取りを悔やんだのとは対象的に、ロスなく回って直線でもスムーズに進路を確保できたのが一番の勝因。鞍上の吉田隼人は先日の函館記念に続いて人気薄での重賞勝ちと勢いに乗っている。

ちなみに今週のエルムSではアディラートに騎乗予定らしいのでご注意を。

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無人の外ラチ沿いを、一直線に駆け抜けた。アイビスサマーダッシュを制したのは単勝2番人気のジョーカナチャン。このコースでは2勝を挙げている実績があるものの、ライオンボスには前走の韋駄天Sで斤量差4.5キロがありながらも敗戦。今回はその差も3キロまで詰まっていただけに逆転は簡単ではなかったが..抜群のスピードで「千直の王」を負かしてみせた。

テンからダッシュが抜群に冴えた。9番枠からのスタートだったが、瞬く間にハナを奪って外ラチ沿いを確保。恐らく同じポジションを狙っていたであろうライオンボスは一列後ろの位置に控える形となり、結果的にこれが勝敗を分けたように思う。

5歳夏での重賞初制覇となったが、キャリアはここまでわずか12戦。なかなか順調に使えてはこなかったが、無理をしなかったことで才能開花につながった。判断が難しいところだが、この類まれなるスピードはぜひしっかりと後継に伝えていってほしい思いもあるだけに引き際はどうするべきか。この秋と来春のG1に挑戦して繁殖入りくらいのタイミングがベストかと思うが..

余談ながらジョー冠名なので馬主はてっきり上田けい子さんかと思い込んでいたが、名義は上田江吏子さんだった。恐らく同族の方だとは思うが、勝負服もほぼ同じで気づかなかった。あの緑地に赤い丸模様のデザインはちょっと毒々しいといつも見ていて思う。

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函館記念のアドマイヤジャスタはまだわかるわ。2歳時から素質の高さは見せてたから。心身ともコンディションが整えばどうにかなるかもしれんと。問題は中京記念のメイケイダイハードですよ。ずっと2ケタ着順が続いていて、単勝シンガリ人気の低評価もやむなし。それが驚きの豪脚一閃ですからね。何が大激走のスイッチになったのか。なんちゃらショック理論で馬券を買う人からすれば、前走のダートが効いたのかもしれんが。

「軽ハンデの神」酒井学も、「大差のシンガリ負け」を心配していた中竹和也調教師もみんな驚きのコメントを残していたのが印象的。そりゃそうだ。

「誰より僕自身が一番驚いています」。超大穴を演出した酒井自身も信じられない様子。中竹師に至っては「なんで勝てたか分からない。パドックで精神的に不安定になっていたので、大差のしんがりかもと心配していた」と戦前は最下位すら覚悟していたという。

 しかし、レースでは抜群の手応えで直線を迎えると、しぶとく脚を伸ばして残り100メートルで先頭へ。「うなって行っていたから止まるだろう」という指揮官の予想をいい意味で裏切り、そのまま後続の追い上げを退けた。

■ 【中京記念】メイケイダイハード大金星!史上初18頭立て最低人気馬が重賞V - デイリー

先頭に躍り出てもなお信用してない中竹調教師w

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2歳時にはホープフルSで2着に入るなど、将来を期待されながら長いトンネルに迷い込んでしまったアドマイヤジャスタ。しかし、日本ダービーでは大幅に馬体を減らしての出走でシンガリ負けを喫すると、それが尾を引いたのか秋以降も大敗続き。どうも最近の須貝尚介厩舎はコンディション管理に問題があるように感じることが多いのだが、この馬の場合は特にその印象が強かった。
完全に「終わった」扱いされてもおかしくない状態。前走の鳴尾記念も6着とはいえ、勝ち馬からは1秒も離されての大敗だった。ところがこの函館記念で突然の復活。そりゃ単勝15番人気もやむなしですわ。
しかも内容も圧巻。速いペースを中団で待機し、4角手前から外を回って一気にスパート。早々に先頭に立つと、追い込んできたドゥオーモに1馬身半さをつける完勝だった。
決して馬場や展開に恵まれての勝利というわけではない。かつては世代のトップを争ったポテンシャルの持ち主だけに、素直に復調なったと捉えるべきでは。次は王道ローテなら札幌記念に向かいそうだが、仮にそうなったとしても侮れない。

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二冠牝馬デアリングタクトを筆頭に、3歳世代で旋風を巻き起こした「ビッグレッド軍団」の勢いは2歳世代も止まらない。開幕週でウインアグライアがブエナベントゥーラを破ったのを皮切りに続々と勝ち上がり。そして世代最初の重賞もマツリダゴッホ産駒のリンゴアメが制した。祭り恋しき夏にリンゴアメ躍動。
めちゃくちゃ結果論だが、新馬戦を逃げずに勝った馬が強い函館2歳Sのセオリー通り。しかし1000mでの勝ち上がりだったし、420kg程度の牝馬ゆえどうしても強くは推せなかった。ましてリンゴアメだし..

母マイネデセールの名前は覚えているが、成績を調べてみると2004年夏の函館でデビュー。キャリア6戦目でカンナSを勝つなど、当時のマイネル軍団の生き様を象徴するような活躍ぶりだった。なお以降は(ry

こうして繁殖牝馬としても早仕上がりの特徴をしっかりと引き継げているのは好材料だろう。

正直リンゴアメもこの先どこで出番があるかと言われると厳しい見方になってしまう。阪神ジュベナイルFの頃にはもう記念出走枠になってそうだが、それを覆すとすればビッグレッド軍の育成力。果たしてどんな未来を描くか。

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前残り決着が目立った先週とは打って変わって、荒れた芝コースを舞台に激しいマクリ合戦となった七夕賞。混戦を制したのは、昨年の福島記念の勝ち馬クレッシェンドラヴ。2週連続の重賞勝ちとなった内田博幸の好騎乗ぶりが光ったが、大外を回さず内をロスなくマクる進路取りは、あのゴールドシップの皐月賞を思い出すものだった。
近年はすっかり大舞台とは縁遠くなってしまったベテランだが、6月のエプソムCも含め最近は重賞固め打ち傾向にある。引き続き活躍が楽しみなサマーシリーズである。

ブラヴァスは正攻法の差しで2着と好走。残念ながら福永祐一の10場重賞制覇の記録達成はならなかったが、地力強化ぶりを印象づける一戦だった。この内容ならどこかでタイトルに手が届きそう。じっくり使ってきた厩舎のスタイル的にも、まだまだ余力を残してそう。
3着は福島巧者どころか「福島マニア」のヴァンケドミンゴ。狙いを定めての一戦だけに勝ちたかったことだろうが、馬券圏内を確保した恩恵を受けている人も多かろう。
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終わってみれば「格」がモノを言ったプロキオンSだった。レッドルゼル、サクセスエナジー、ラプタスとJRAでの重賞勝ち鞍を持たない上位人気馬を相手に貫禄を見せたのは、59kgを背負った歴戦の強豪サンライズノヴァ。久々の右回りに1400mと条件的にも楽ではなかったが、まるでそんなことは感じさせない完勝だった。
6歳だが老け込む様子は全くないし、秋には南部杯というドンピシャの舞台も待っているし、まだまだこれからが楽しみ。

「格」という意味ではJBCレディスクラシックの勝ち馬ヤマニンアンプリメも甘く見られたものだった。東京スプリントで大敗を喫して以来の実戦で、時計のかかる馬場の方がベターという判断も妥当だったと思う。それだけにこの力走には驚いた。この馬も交流重賞で稼げる馬だけに、コンディションを戻してきたのは陣営にとって大きい。


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最内枠から迷いなくハナに立つと、そのまま影をも踏ませぬ逃げ切り勝ちを収めた。福島→新潟とローカルで連勝し、初めて重賞の舞台に駒を進めた無名の実力馬バビットがラジオNIKKEI賞を5馬身差で圧勝。

思わぬワンサイドゲームにレース直後は唖然としてしまったが、これはなかなか強い勝ちっぷり。自分の形に持ち込めたのが大きかったとはいえ、逃げて最速の上がりをマーク。距離はどのへんまでカバーできるか未知数だが、今後も重賞戦線を賑わせてくれそうだ。ナカヤマフェスタ産駒というのも渋くてよい。

唯一、残念だったのは本来この馬に騎乗する予定だった団野大成が鞍上にいなかったこと。この日の7Rで落馬負傷し内田博幸に急遽スイッチ。前走もコンビを組んで勝ち鞍を挙げていただけに、無念の乗り替わりとなってしまった。CBC賞をラブカンプーで勝った斎藤新と同じく、期待が集まる2年目世代だけに一日も早く戻ってきてもらいたい。

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最近はその名を馬柱の中に見かける度に「もう引退させてやりなよ..」と哀れみの目で見てしまっていたラブカンプーが衝撃の復活劇を果たした。単勝9,310円、13番人気での鮮やかな逃げ切りだった。
自慢の好スタートで一瞬にしてハナを奪い切ると、そのままペースを落とすことなく前半3F33.5秒のハイラップを刻んでいく。後続馬群は恐らく完全にナメきっていたであろう、ノーマークのまま直線に向くとまだまだリードはたっぷり。こりゃこのままだと残られるぞと焦り出した頃には時すでに遅し。好位組はなし崩しに脚を使わされ、後方待機勢は届かないまま終わった。

しかし、こんなことがありますかねえ..

18年のスプリンターズS2着の実力馬も、以降は一度も馬券に絡まないどころかシンガリ負けを連発するなど完全にぶっ壊れてしまった。明らかに競走に対する意欲を失ってしまうような負け方で、何らかの形でメンタルが改善しないことにはどうしようもないと思っていたのだが..

こればかりは理屈では説明がつかないが、たまにはこういう人智を超えた事象が起きてしまうのも競馬の魅力であり難しさでもあり、ということにしておこう。

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それにしても宝塚記念はタフなレースだった。バラバラにちぎれまくっての入線は各自が余力を残すことなく走り切った証で、まだ馬場の整理が行き届いていなかった90年代前半を思い出させるものだった。メジロマックイーンが無双してそうな舞台。

そんな中で健闘を見せたのがモズベッロ。勝ち馬から1.8秒差をつけられての3着というのもなかなかお目にかかれないだろうが、単勝12番人気の伏兵が波乱劇の一角を担った。
重馬場での勝ち鞍があるとはいえ条件戦でのもの。父ディープブリランテも道悪は苦にしないタイプではあったが..一線級相手の好走経験がなく、軽視されるのも仕方がないだろう。
日本ダービーでのヴェルトライゼンデといい、池添謙一は拾いにくいのを3着に持ってくる。これだから3連系の馬券はよう買わん。

それから4角後方から追い込んで5着に飛び込んだのがメイショウテンゲン。さすがの重馬場巧者、荒波をかき分けるかのような末脚だった。先週は新馬のメイショウイチヒメを含めやたらとメイショウさんの馬が頑張っていた印象だが、その大将格も大舞台で見せ場を作った。

ラッキーライラックは懸命にマクリ合戦に食らいついていったものの、早くからムチが入っていたように追走に苦労していた様子。直線入り口で脱落してしまった。血統だけを判断材料に、馬場適性が先入観で語られてしまっていたように思う。
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単勝2.4倍の1番人気に支持されたサートゥルナーリアは4着に敗れた。個人的にはちょっと条件が合わないのではという話をしていたので敗戦自体は特に驚くものではなかったが、さすがに勝ち馬から2秒以上もちぎられての完敗は少し残念ではある。

内枠がアダになった。道中もずっと馬場の悪いインコースを通らされ、心身とも厳しいレースになったのは間違いないが、それにしても苦しい競馬になってしまった。どうにか外に持ち出して追撃体勢に入るも、前との差は詰められず。無敗で皐月賞を制し、新ヒーロー誕生を予感させたあの威光は完全に失せてしまった。現状では神戸新聞杯や金鯱賞のように、スローペースのヨーイドンでのみ圧倒的な性能を見せつけられるというのがこの馬の位置づけなのかもしれない。

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驚異的なパフォーマンスを見せたクロノジェネシスには歯が立たなかったものの、メンタル崩壊状態が続いていたキセキにとっては希望をつなぐ2着だった。パドックの周回を見ていても何だか気配が良かったし、もしかしたら心配事が解決したのかもしれない。彼女と仲直りしたとか。これならまた秋のG1戦線のどこかでという期待も持てる。

それにしても武豊のエスコートが抜群だった。

てっきり先行すると思い込んでいたが、後方からじっくりと流れに乗る形。天皇賞よりゲートの出は悪かったが、それが奏功したように映るし、もしかしたら折り合いを考慮した意図的にゆっくり出したのかもしれない。3角過ぎから進出を開始する勝ち馬にくっついていく形でポジションを押し上げ、その勢いで外から末脚を伸ばした。序盤に余計な力を使わなければ、これくらいの脚は使える。まして渋った馬場は菊花賞を制した舞台。

テン乗りの天皇賞では制御しきれなかったが、一度コンビを組んだことでわかったことがたくさんあったのだろう。途中から暴走してしまった前走とはまるで違う内容だった。これぞ名手の実力。代打で神がかり的な騎乗を見せるより、継続してコンビを組むことで呼吸を合わせていくのが近年のユタカ流といえるのではないだろうか。
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宝塚記念の馬体重が発表された瞬間、少し前に読んだ「近年のノーザンファーム産の牝馬の多くが、馬体重を大きく増やしながら本格化を果たしてきた」という話を思い出した。


「16番 クロノジェネシス 464kg +10」

ああ、これは間違いなく覚醒の証。この数字を見た瞬間に勝利の可能性はかなり高くなったという確信があった。パドックの映像を見ても太め感は全くない。本格化を告げるボリュームアップだ。

そして歴史は繰り返された。昨年のリスグラシューに続く牝馬による宝塚記念制覇。高速馬場の瞬発力勝負のみならず、パワーを要する馬場でも牡馬を圧倒する時代が訪れた。しかも驚異の6馬身差圧勝。同じく昨年の有馬記念でリスグラシューが5馬身差をつける出色のパフォーマンスを見せたが、それを思い出させるワンサイドゲーム。馬場が向いたとか、枠順に恵まれたとか、色々とアシストとなる要素もあったとはいえ、それでもこの勝ちっぷりはケチをつけるようなものではない。本当にとんでもない強さだった。
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