春の主力どころが不在で、桜花賞・オークス5着のアールドヴィーヴルが単勝1番人気という組み合わせ。新興勢力が風穴を開けるのも、必然の流れだったか。

1勝クラスを勝ったばかりのアンドヴァナラウトが好位から鮮やかに抜け出し秋華賞の優先出走権をゲット。

とはいえ単勝4番人気に支持されていたように、その隠れた実力は高く評価されていたようだ。加えて母グルヴェイグという良血。大事に使われてきた素質馬開花の瞬間が訪れた。
それにしても他馬が包まれたり展開に泣いたりと不完全燃焼なレースを強いられる中、実にスムーズな立ち回りを見せた福永祐一の騎乗も地味ながら光る。
紫苑Sでもファインルージュを勝利に導き、これで秋華賞トライアルは完全制覇。恐らく本番はファインルージュに乗ることになるかと思うが、どちらもすばらしい仕事ぶりだった。



2着のエイシンヒテンはノーマークのスロー逃げに持ち込んで見事な粘り込み。1000m61.2秒で行きながらも後ろを2馬身ほど離しての逃げ。マイラーのイメージが強かったのか、完全に後ろにナメられてた。こういう馬はまた忘れた頃に波乱を起こすはず、気をつけたい。

アールドヴィーヴルは直線入り口で少し狭くなりながらも、どうにか差を詰め3着。賞金的に秋華賞出走が微妙なところだっただけに、まずは権利を確保できたのは最低限の成果と言えるだろう。
ただ、春から期待を集めながらもうひと押しが足りない現状が続いているだけに、G1で馬券になるイメージは持てず..

タガノディアーナオヌールも、このペースで外を回っての追い込みではしんどい。
武豊のプリュムドールも苦し紛れのイン突きで前が詰まっていたし、このペースでは後手に回った時点でおしまいですわ。

そんなこんなで秋華賞への関連性という意味ではあまり感じられなかったですね、紫苑Sでも同じようなこと書きましたけど。
やっぱりソダシ・ユーバーレーベン・アカイトリノムスメが優勢ですよね。

あとは返す返すもサトノレイナスの離脱が残念。ラスト一冠にかけるこの馬がいるかどうかで、秋華賞の楽しみが全然違ったので..