アドマイヤミヤビの初仔アドマイヤラヴィのデビュー戦として注目を集めた土曜中京5Rだったが、終わってみればナミュールの独り舞台だった。2番手追走から上がり33.3秒でサクッとまとめての完勝。

さすがはキョウエイマーチの曾孫である。

祖母はご存知の通り97年の桜花賞馬。メジロドーベルを4馬身もちぎった圧倒的スピードを武器に、6歳春まで活躍を見せた。
牡馬相手にも決して引けを取らず、しかも晩年はダートにも挑戦するなど、当時の牝馬のイメージを大きく覆す力強さを感じさせた。

その底力は今も引き継がれているようで、唯一の娘ヴィートマルシェからサンブルエミューズが産まれ、その仔ナミュールが新馬勝ちと25年の時を経ても活力は衰えない。
それだけではなくヴィートマルシェは現役ダート最強牝馬マルシュロレーヌも輩出しており、繁殖入り後の活躍にも期待がかかる。

競馬を見始めた当時の馬の血統が脈々と引き継がれていくのは大変うれしいことだ。


ナミュールのポテンシャルも高そうだ。

ラスト2Fが10.8-10.7秒と超高速ラップを刻んだことが話題になっているようだが、さすがにこれはペースと馬場の影響が大きそう。
とはいえ、瞬発力勝負にも適応できるハービンジャー産駒となれば活躍の場も広がるはず。シンプルに楽しみ。

それから2着のスコールユニバンスも大外からいい脚を使ってましたね、次はペースへの適応がカギになるけれど、とりあえず能力を見られただけでも十分な初戦だったのでは。

アドマイヤラヴィはもっとおっとりした性格かと思いきや、まあまあ引っ掛かってしまいましたね。その分タメが利かなかったかなと。
それでも無難にデビュー戦はまとめられたし、この先どんどん良くなっていきそうな馬。長い目で温かく。