わかりきった先行有利の馬場ながらもペースが緩み、前残りの波乱劇となった。

出遅れたバスラットレオンはともかく、グレナディアガーズが勝ちに急がなかったのは米国遠征も見据えて経験値を積み重ねておきたかったということかな。
控えて、4角も外を回してどれだけの脚を使えるか。馬場と展開の影響もあって差し届かなかったが、能力は見せられたかと思う。
3歳になってからは惜敗続きでさらに慣れない環境でのチャレンジとなると簡単ではないが、母ウェイヴェルアベニューも制したブリーダーズCである。堂々と挑戦を。

バスラットレオンは逃げて高速上がりでまとめた新馬戦の内容から見ても、逃げ一辺倒の馬ではないと思っている。
春はNHKマイルCまで落とせないレースが続いていたので先行する形を取っていたが、今回は控える競馬を試みた陣営の判断も正しい。
ただ、出負けはしんどい。まして中山マイル戦では。
結局、後方追走から4角も大外を回して末脚も伸ばせず。完全にリズムが狂った今回は度外視すべきで次に改めて期待したいが、ゲート難が克服されないようだと信用は置きづらい。



そんな3歳の人気馬2頭のスキを突く形で重賞初勝利を遂げたのが5歳馬カテドラル。道中は中団インを回り、直線に入ってからも進路が開くまでは慌てずタイミングを待った戸崎圭太の好騎乗も光った。
19年のNHKマイルC3着を筆頭に、これまで重賞では惜敗が続いていたが、今年に入ってからは12番人気で2着に入った東京新聞杯を皮切りに好走が続きコンディションの良さを維持できていた。ようやくここで順番が回ってきたという印象。

これで秋はマイルCS参戦も視野に入ってきそう。

2着は中山得意のコントラチェック。同型が揃っていたようにも見えたが、フタを開けてみれば理想的な単騎逃げ。この形に持ち込めれば粘る。
4着のスマートリアンも展開と馬場に乗じる形で好走。

この展開でラスト失速してしまったスマイルカナグランデマーレは評価を下げざるを得ない。もっともスマイルカナは叩いて変われる余地はあるとは思うが..
マルターズディオサもゲートでつまづく格好になり後方から。前哨戦が得意なタイプだけに、ここはしっかり結果を出してほしかった。

こっそり期待していたカレンシュトラウスは12着と大敗。力負けかと思ったがどうやら鼻出血を発症していたようで。立て直して次に改めて期待したい。