「誰が勝ってもおかしくない」新潟記念は、ゴール前まで文字通り横一線の争いとなったが、大外から迫るピンクの帽子が最も際立つ脚色を見せていた。トーセンスーリヤのさらに外、ミルコの叱咤激励に応えて懸命に追い込むマイネルファンロンだった。

いやー、まさかここで激走を見せるとは。

ラフィアンのステイゴールド産駒のイメージそのままに、持久力勝負に活路を見出すタイプだったが、上がり最速33.4秒の末脚で外ラチ沿いを一閃。これだけの脚を引き出せたのは、テン乗りの鞍上の手腕によるところが大きい。さすがはユーバーレーベンでオークスを制しただけあって、兄も見事に乗りこなした。

ステイゴールド産駒はこれで06年から16年連続の重賞勝利となり、聞くところによると通算113勝目で歴代4位タイとなったそうで。種牡馬入り当時は決して期待が高かったわけではないですけれど、自ら運命を切り開いた偉大なる種牡馬。
さすがに残された産駒も少なく、今後どこまで数字を伸ばせるかは不明瞭ですけど、だからこそこの勝利の価値も大きいと思います。



2着はトーセンスーリヤ、3着はクラヴェルと比較的順当な結果。ただ、トーセンスーリヤが追い込んできたのには驚いた。てっきり前受けで勝負するものかと。先入観にとらわれなかった横山和生の騎乗も良かったのでは。

あとラインベックも2番手追走から粘って5着。上位に差し馬が台頭する中でよく頑張った。機動力が活かせる馬場になれば今後も出番がありそう。

ザダルはよくわからないですね、ここまで負けるとは。ハンデ?にしてもこの得意条件ならもうちょっと頑張ってほしかった。