いよいよソネットフレーズがデビューの時を迎えた。

半兄ボーデンが今季のクラシック戦線で素質の片鱗を見せていたこともあって注目していた一頭なのだが、幼駒の頃にボーンシストを発症していたこともあり春の時点では無名の存在だった。馬主も恐らく吉田勝己氏名義で走らせるような、そんな情報が伝わっていたように記憶している。

ところが、その後キャロットFの追加募集枠に名を連ねたこともあって一気に話題となり、北海道からの移動、美浦への入厩もトントン拍子に。脚に不安があったとはとても思えないような順調さだった。



そして調教の動きも抜群。

先日から美浦南Wの計測が機械化され、従来とは基準がまるで異なっているため単純な比較はできないが、それでも馬なりでラスト11.1秒をマークするなどその動きはケタ違いとも評したくなるもの。最終追いのみ映像を確認できたが、サラッと流す程度ながらも追走同入。キビキビとしたフットワークが印象的だった。

父がエピファネイアで母母がアドマイヤグルーヴ。つまり近年を代表する名牝であるシーザリオとエアグルーヴの血を併せ持つ、新たなスーパー牝馬の誕生すら予感させる一頭。ましてや難病からの華麗なる復活となれば最高の物語ではないか。

唯一の心配材料は陣営のコメントにもある通り気性面。それでもレースになればルメールがうまくコントロールしてくれるだろうし、牝馬の場合はまずマイル戦を走れれば問題ない。
この夏の新潟では将来性を感じさせる牝馬が数多く勝ち上がったが、その真打ちともいうべきソネットフレーズの走りをしっかりと見ておきたい。