最初にその評判を耳にしたのは、競馬ブック西村敬トラックマンのツイートだったと記憶している。



ちょうどレッドベルアームが新馬戦に向けて最終調整を行っている頃の話。それをも上回るインパクトを与えるような動きを調教で見せているということが、この時点で話題になっていた。

噂の才媛ルージュスティリアが、今週日曜の新潟5Rでデビューを迎える。

実質的なラストクロップとなるディープインパクト産駒の牝馬で、母父は鉄板のストームキャット。6月からじっくりと乗り込まれ、しかも福永祐一がほぼ付きっきりで調教にも騎乗する熱の入りよう。
その期待に応えるように毎週のように好時計を連発。CWでも楽に終い11秒台を刻むなど軽快に動き、1週前には坂路で[53.9-37.6-23.9-11.8]と抜群のキレを見せた。

映像は最終追いのものしか見ていないのだが、回転のいいフットワークで馬なりのまま併走馬に先着。これは相当なポテンシャルを秘めているに違いない。



牡馬ではすでに来季の日本ダービーに出ていそうな馬が何頭か頭角を現しているが、牝馬戦線はまだこれといったヒロイン候補が出てきていない。POGドラフト時点で評判のよかったレディナビゲーターやベルクレスタ、ラクスバラディーにリアグラシアといったところがデビューしながらも勝ち上がれておらず、まだまだ見通しが立たない状況。

そんなライバルたちを差し置いて、ルージュスティリアが一気に主役候補に躍り出そうな雰囲気だ。

牝馬限定戦も組まれている中で、わざわざ牡馬相手の芝1800m戦に使ってくるのも自信と期待の証。ここをすんなりパスして秋に備えたいところだが、唯一の懸念材料はイン有利の馬場。先週も前残りの決着が多発したように、じっくり競馬を教えたい素質馬泣かせのコンディションだと取りこぼしが心配だが、この馬に関しては問題ないか..

来春へとつながる第一歩なのは間違いない。しっかりと見ておこう。