突然のニュースで正直びっくりした。アドマイヤマーズが引退。先日の香港マイルではゴールデンシックスティにこそ完敗を喫したものの、レース内容は上々でまだまだ国内外のマイル路線で活躍できると思っていた矢先の発表だった。



理想的なダイワメジャー産駒だった。無敗で朝日杯FSを制し、翌年のNHKマイルCも勝ったスーパーエリートマイラー。POGでこんな馬が持ちたい。しかし残念なことに、新たにデビューする同父の後輩には、「アドマイヤマーズみたいに」とあらぬ期待を寄せられては見事に裏切られるパターンも続出しているように思う。今季でいうとサンデージャックとかグランメテオールなんかが典型的な例。その点モントライゼはえらい。

そのキャリアにおける最大のハイライトは、やはり昨年の香港マイルということになるだろう。ワイククやビューティージェネレーションなど地元の強豪を相手に堂々の勝利。日本調教馬が3歳で古馬相手にG1を勝ったのはこれが史上初のこと。今後も並び立つのは容易ではない記録であることは間違いない。

個人的にはこの潔い現役引退には好印象だ。底を見せる前のタイミングで現役生活にピリオドを打つことで、種牡馬としての期待も高まるはず。輝かしい現役生活の足跡を振り返ると同時に、ダイワメジャーの正統後継者という重責を担ってくれることを願うことにしよう。



あと、ついでの扱いになってしまったがタワーオブロンドンも引退。こちらも母系にはドクターデヴィアスら世界的な名馬を輩出してきた血を持つだけに、種牡馬としての役割も重要になってくる。ゴドルフィンの主力種牡馬の一頭として活躍してくれるのではないだろうか。