ダート無敗の快速馬ダンシングプリンスの出走が注目を集めたカペラSは、単勝4番人気のジャスティンが勝利。58kgを背負った影響を感じさせない軽やかな走りで、中央重賞初勝利(交流重賞を含めると3勝目)を挙げた。
ここ2戦、戸崎圭太に手綱を譲っていた「主戦」坂井瑠星の騎乗も完璧だった。テンからスムーズに加速し外の好位をしっかり確保できたのが最大の勝因。あとは前を行くダンシングプリンスを格好の標的とし、直線半ばで競り落とす理想的な形に持ち込んだ。これで今季はキーンランドCに続き中央重賞は2勝目(通算5勝)。チャンスに恵まれた状況下においてはまだまだ物足りなさも感じるが、勝ち数(42勝)も含め今年もどうにか見られる数字でフィニッシュできそうだ。



さて、国内だとビッグタイトルがJBCくらいに限られてしまうダート短距離路線。となると来年のターゲットは海外に向けられるのは当然といえるだろう。矢作芳人調教師からは早くも「サウジからドバイ」というコメントも出てきている。
来春も引き続き新型コロナウイルスの影響は残るだろうが、海を渡る際はぜひとも坂井瑠星とのコンビで向かってほしい。これまで調教に乗るためリアルスティールらの遠征に帯同したことはあるが、自厩舎の馬でレースでの騎乗となれば初めての経験になる。これまでも実績を積み重ねてきたジャスティンなら、それを実現させてくれるのではないだろうか。



ダンシングプリンスは3着に終わった。プラス16キロの馬体重が響いたかどうかは判断が難しいところだが、控えても崩れずに走れたのは収穫といえるだろう。賞金的にまだOP特別も使える馬。京葉Sとか千葉Sとかで圧倒的な走りを見せてくれそうだ。