「人生、無事是名馬」|雑談系競馬ブログ

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

今週末も合間に競馬を見つつの日々でしたが、どうもローカルの2場開催は物足りないですね。ビッグレースが組まれているわけではないからこそ、3場で次々にレースがやって来るくらいの感覚でちょうどいいくらい。しかしこれって確かオリンピックの影響でこういう番組構成になったんですよね確か。だとすれば延期になった来年も同じような形になるんでしょうか。予定通りにオリンピックが開催されて盛り上がったら2場がちょうどよかったりするんでしょうか。

あんまり興味ないんですけど。

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まともに臨戦態勢も整わないまま予定通りのデビュー戦に突撃しボコボコにやられるパターンは枚挙にいとまがないが、新潟6R(芝1400m)に出走するグレナディアガーズはきっちり仕上がって盤石の出陣となりそうだ。
フランケル産駒の持ち込み馬で、2歳戦の強さに定評のある中内田充正厩舎だけあって「朝日杯要員」としてリストアップしていた人も多いことだろう。もはや「速攻系」という言葉も死語になりつつあるが、早い時期から稼ぐタスクは遂行してくれそうな気配。

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セレクトセールで2.7億円で落札されたサンデーアーサー(シンハディーバ×ハーツクライ)はPOGの検討段階で何度も目にする機会のあった名前だが、いかにも不発くさいプロフィールなので見送った。馬主さんは近年やけに張り切って高額馬を手に入れているが、その成果がサンデージャック(2戦0勝)だったりするのでまだまだ当たりを引くには道半ばか。クラシックと縁のない岡田稲男厩舎に入る経緯もよくわからないし、走られたらビックリくらいの気持ち。

レイオブウォーターも友道康夫厩舎のディープインパクト産駒ということで話題にはなっていたが、上がノーブルカリナンというのがどうも押し材料として物足りない。こちらもセレクトセールで9,600万円の高額馬だが、そこまでの値に見合った活躍ができるとは..

2頭ともリスト入りすら見送るほどの評価にとどめただけに、走られたら(ノ∀`)アチャーである。果たしてその実力やいかに。

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2場開催で出馬ラッシュ状態になっている新潟の新馬戦と比べ、まったり落ち着いた雰囲気でくり広げられている札幌の新馬戦。そこでデビューする「非ノーザン」のキズナ産駒が好評価を集めている。

矢作芳人厩舎のバスラットレオンである。このところコンスタントに活躍馬を送り出している広尾レースの所有馬で、すでにこのコンビでは函館でカイザーノヴァが新馬勝ちを収めている。函館で乗られている頃から評判が良く、デビューが待たれていた一頭。欲をいえば坂井瑠星が乗ってくれれば最高だったのだが、まあそれは言うても仕方ない。

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今年も「千直の王」が君臨する舞台がやってきた。昨年に続きアイビスサマーダッシュ連覇を目指してライオンボスが出陣。5月の韋駄天Sも57.5kgのハンデを背負いながらもジョーカナチャンらを退けるなど、まだまだ付け入るスキを与えない強さ。これまでこのコースで【4.1.0.0】と圧倒的な成績を残す一方で、他の条件になるとからっきしなのも愛されポイントである。昨年は直前の落馬負傷で勝利の喜びを分かち合えなかった主戦・鮫島克駿にとっては、1年前の悪夢に決別するチャンスでもある。

枠順も7枠13番といいところを引いたし、王者の牙城を崩すのは難しそうだ。

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糸原健斗の戦線離脱により、スタメンでの出場機会が大幅に増えてきそうなのが北條史也である。一軍デビューを果たした16年以来、レギュラーをつかめそうでつかめず、試合に出たり出なかったりの立場に甘んじて久しい。その原因がスタートダッシュの鈍さ。とにかく開幕直後のコンディションが悪く、スタメンで使われた際に結果が出ないせいで次第にライバルにチャンスを譲ってしまう傾向が毎年のようにくり返されてきた。一説によると春先の不調は花粉症によるものとされてきたが、開幕が延期になった今年も出遅れっぷりは相変わらず。コンスタントに出場機会が得られず調整が難しい部分もあっただろうが、いきなり15打数連続無安打では使い続けろというのも無茶な話である。

しかし、出遅れたままでは終わらないからこそ、この男に寄せられる期待も未だに大きなものがある。

21日の広島3回戦、途中出場で今季初本塁打を含む2打数2安打で存在感を改めて示すと、糸原の離脱後はその代役としてスタメン出場が続いている。そして24日の中日7回戦では1点を追う7回1死満塁で走者一掃の適時二塁打を放ちチームの勝利に貢献。エンジンがかかり出すと一気に上昇カーブを描く巻き返し芸が今年もスタートしたようだ。

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7月アタマに入厩し、デビューに向けて時計を出し始めたグランメテオールの動きが芳しくないという話はすでに以前の記事で書いた通り。先週日曜にもびっしりと追われ上向きの兆しを見せたが、今週も渋った坂路ではまともに動けず不安いっぱいで初陣を迎えることになった。



しかもこの新馬戦は早くから良血馬がターゲットに定めており、実際に集まったメンバーも血統的には豪華な顔ぶれとなった。ただ、どうも似たような心配を抱えての出走になっている馬もいるようで..
ダノンプレミアムの半弟ダノンランディもなかなか時計が詰まってこず、最終追いも本馬場で手応え劣勢での入線。陣営は「兄と比較はできないが水準級には〜」みたいなオブラートに包んだコメントを残しているし、レッドアンシェルの半弟レッドフランカーも最終追いの坂路は好評価できないタイム。それまでもポジれる動きは見せていない模様。

どちらも、血統面を含めて「実戦での変わり身」に最後の望みを託すような状況のようだ。

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今週から新潟・札幌競馬がスタートするが、ここまでの2歳戦で最もレベルの高かった新馬戦はたぶんダノンザキッドの勝ったレースだったんじゃないかと思っている。出走メンバーの質、レース内容、そして勝ち馬のパフォーマンスと、すべてが際立っていた。ダノンザキッドの秋の予定はまだ明かされていないと思うが、恐らくそこでも快走が見られるんじゃないだろうか。

それだけに、2着馬ワンダフルタウンにも注目が集まるところ。早い段階で「25日の新潟へ」という話は出ていたが、予定通り必勝を期して出走してきた。前走は序盤じっくり構えて後方からの競馬で、直線は外を回って長くいい脚を使ってきた。さすがに勝ち馬には及ばなかったものの、3着のテンバガーには2馬身差をつけており、能力の片鱗はしっかりと見せつけたと言えるだろう。

前売り時点では単勝1倍台前半のオッズで推移しており、間違いなく圧倒的人気を背負ってのレースとなるはず。

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いつもご訪問ありがとうございます。あす7月24日はブログの更新をお休みします。翌日は通常どおり更新できる予定ですので、その際は改めてよろしくお願い致します。 管理人
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今週から開幕する札幌競馬でも続々と期待の新馬がデビューを迎えるが、どうやらマリアライトの初仔オーソクレースもその中に含まれそうだ。8月9日の芝1800mをルメールで、とのこと。キャサリーンパーの一族はマリアライトに限らず、割とじっくり仕上げていくイメージが強いだけに早期デビューはやや意外な気もするが、この馬の場合は春先にゲート試験も済ませるなど順調にステップを踏んでいる様子。

現在は入厩先の札幌で時計を出し始めている段階のようだが、さすがにまだ詰めていかなければならない段階。レースまではあと3週あるので、良血馬の片鱗が見られれば。

母は宝塚記念でドゥラメンテとキタサンブラックをまとめて負かしたスーパー牝馬。一方、父エピファネイアも気性の危なさを秘めながら菊花賞・ジャパンCとハマった時は圧倒的な強さでG1を制した。キャロットの所属馬同士の「夢の配合」だけに、期待を寄せるファンも多いことだろう。

もちろん自分自身もその一人だ。

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糸原骨折のショックで試合内容を忘れてしまいそうだが、結果は色々あって延長10回引き分け。1点リードの9回に大山悠輔の適時失策で同点に追いつかれ、さらにその後は逆転を許すも、その裏に途中出場の近本光司が適時打を放ち再び同点に。勝ち切れなかったのはもったいなかったが、負けていれば大山炎上は避けられない展開だっただけに救われた。ミスが出ても誰かがカバーできるのはチーム状態がよい証拠。できれば年中こうありたいが、なかなかずっと今のムードを維持するのも簡単ではない。

それはさておき、本来ならばこの男がまたもヒーローになっていたかもしれない。8回に一時は勝ち越しとなる本塁打を放ったサンズである。



風がどちらに吹いていたかはわからないが、右打者が甲子園のライトスタンドにこれだけ滞空時間の長いアーチをかけるのはなかなかお目にかかれない。10回ウラに回ってきた打席でも、あわやサヨナラ弾かと思うような飛球を右翼ポール際に打ち込んでおり、もしあれが入っていたら大変なことになっていた。

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とんでもない悲報が飛び込んできてしまった。22日の広島5回戦で、糸原健斗が右有鉤骨を骨折していることが判明。長期離脱が避けられない状況になってしまった。

今季は開幕直後こそエンジンがかからず上本博紀にスタメンを譲る日もあったが、チームの状態と共にバッティングも急上昇。持ち前の粘り強さ、選球眼に加えて長打も量産するようになり、この日を終えての成績も打率.310・OPS.789(出塁率.372・長打率.417)と優秀な数値をマーク。加えて先週の中日戦では毎日のようにヒーローインタビューにも呼ばれるなど、試合の行方を決める重要な一打も放ち続けていた。

皮肉なものである。糸原といえば2年目の18年から全試合出場を続けており、もちろん今季もそれは継続中だった。ただ、昨年から「これ記録継続のために無理やり出してるんじゃね?」みたいな起用も散見され、金本知憲氏や鳥谷敬の反省が全く活かされていないようにも感じられた。それがこうして、必要不可欠な活躍を見せる今ストップしてしまうというのが残念で仕方がない。

手薄な二塁手というポジションを考えても、簡単にスペアが利く選手ではないが、この難局をどう乗り越えていくかも見もの。当面は北條史也が遊撃に入って木浪聖也が二塁に回るシフトが基本になりそうだが。先日ようやく今季初安打を本塁打でマークしたように北條が調子を上げ始めたのが不幸中の幸いか。

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2000年代初頭、革新的なスタイルで次々に名馬をターフに送り込んできた松田国英厩舎。クロフネ、タニノギムレット、キングカメハメハ、ダイワスカーレットらの活躍で一時代を築き上げた名伯楽が、来年の2月をもって定年を迎える。
そんな中、「最後の大物」と呼べるかもしれない3歳馬が登場した。先週日曜函館の未勝利戦を勝ったハギノリュクスである。

これまでは芝を使われながらも掲示板にすら乗れず、勝ち上がりも困難と見られた中で初めて試されたダートで走りが一変した。楽にハナに立つとスイスイ後続を引っ張り、4角手前で2番手以下を置き去りに。直線でもグングン差を広げて、圧巻の2.7秒差で大差勝ち。勝ち時計の1:43.6は何と同条件で行われた古馬OP特別マリーンSと同タイム。多少の馬場の差はあったとしても、素直に評価すべき要素だろう。

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先週土曜福島メインの阿武隈Sで神が降臨した。ドリームソルジャーに騎乗していた横山典弘。序盤は馬をリラックスさせながら後方で待機し、3角手前から空いた内を巧みに通って進出を開始。小回りのコーナーをロスなくクリアしながら直線に向くと、余力たっぷりに差し切り勝ち。脚の使いどころが難しいクセ馬を、芸術的な手綱さばきで勝利に導いた。

これには渡辺薫彦調教師も最敬礼である。

初めてコンビを組む横山典弘騎手との息はぴったり。いつものように序盤は後方から。向こう正面に入ると、インから少しずつポジションを上げて、最後の直線は先行2頭の外から鮮やかに抜け出した。この騎乗を見守った渡辺薫彦調教師は「荒れた馬場が良かったかもしれないが、力む面があって乗り難しい馬。ノリさん(横山騎手)の神騎乗。鳥肌が立った」と鞍上の手腕を絶賛した。

■ 【福島11R・阿武隈S】ドリームソルジャーが1年2か月ぶりV 渡辺調教師「ノリさんの神騎乗」 - 報知


元ジョッキーだからこそ、より強く伝わる鬼才のすごみ。

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先週土曜阪神メインのジュライSはクリンチャーが圧倒的人気を集めたが、ゴール前の叩き合いでそれを退けたのがウインユニファイド。単勝9番人気、42.2倍の伏兵が渾身の大駆けを決めた。

14年夏のデビューから足掛け6年、通算54戦目でのOP特別初勝利である。準OPには4年近くも在籍し、何度も入着こそあれ勝ち上がりには至らなかったのだが、8歳になった今年になって上賀茂Sを勝利。ついにOP入りを果たすと、何と昇級2戦目で凱旋門賞にも出走した強豪を負かしてしまったという..

ここにきて全盛期到来の気配である。

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例年なら海の日の祝日に行われることの多い交流重賞マーキュリーCだが、今年は暦が変則的なこともあって普通の平日に行われた。実は当日になるまで気づかなかった言い訳。
気づいていなかったついでの話をすると、盛岡競馬場はもう観客の入場が再開されていたんですね。今月12日から。さっき動画を見て、柵越しにお客さんがレースを楽しんでる様子を見ているとちょっと胸が熱くなったような。新型コロナウイルスは「第二波」との戦いが始まろうとしているが、また少しずつ以前の日常が戻りつつあることを実感した。

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オグリキャップ、トウカイテイオー、メジロマックイーン、ミホノブルボン、ナリタブライアン。まだ競馬を見る前から、彼らの活躍は日曜夕方のニュース番組のスポーツコーナーで耳にすることはあったから、名前だけは知っていた。当時は何のレースがあったとかは全く認識していなかったが、くり返しその名を聞けたのは当然ながら彼らが何度もG1を勝つようなスーパーホースだったからである。

ビワハヤヒデも、その中の一頭だった。

三冠馬ナリタブライアンの兄であることも、3歳春の二冠を逃し、菊花賞で雪辱を果たしたことも、翌年春の無双っぷりも全て後になってから学ぶことになるが、当時の小学生にもしっかりその名前を轟かせるには十分な活躍ぶりだった。ウイニングチケットやナリタタイシンのことは知らなくても、ビワハヤヒデのことは知っていたのは古馬になってからのG1連勝が効いたのだろうか。

そんな稀代の名馬が、ついに30年にも及ぶ長い生涯に幕を下ろすことになった。

93年クラシックを争った戦友たちも偶然ながら長生きしており、今年になってからナリタタイシンが逝去。ウイニングチケットはまだ存命という長寿の世代。とはいえ間もなく別れの時は迫ってきており、いよいよ「自分が競馬を見る前の時代に活躍していた馬」のほとんどが旅立つことになる。
これからは現役時代から知っている馬たちを見守る役割が待っているが、しっかりとその功績を胸に刻みながらお別れの言葉を残していきたいものだ。

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先週土曜の福島芝1800mで行われた新馬戦を制したのは、ゴールドシップ産駒のアオイゴールド。単勝10番人気の低評価だったが、3角手前からスパートし、長く脚を使って最後は余裕を持って差し切った。これで2歳世代はユーバーレーベンに続き2頭目の新馬勝ち。相変わらず母系は無名の血統だが、そんなことは関係ないといわんばかりに活躍馬を輩出している。

それにしても、夏の福島は相性が良さそうだ。先日も芝2000mの新馬戦でソラフネが10番人気ながら2着と奮闘していたし、この時期に実戦で使えるだけの仕上がりになっているのであれば、パワー馬場をこなせると見ていいのかもしれない。どうせ血統は地味なんだから人気はしないし、狙い撃って損はないかも。

来年まで覚えておきましょう。

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雨が続いた6月東京の馬場はかなり特殊なコンディションだったが、先週の阪神もなかなかお目にかかれないレベルでの傷み具合だった。馬が通った後にあれだけ土ボコリが舞う光景なんて、最近の競馬では非常にめずらしいもの。それこそ90年代から2000年代初頭を思い出させるほどだった。

そんな条件のもと行われた日曜阪神の新馬戦(芝2000m)も、勝ち時計が2:04.1とかなり遅いものに。スローペースになりながら、レースの上がり3Fも11.8-12.0-12.0=35.8秒を要する結果となった。そんなパワーが求められる馬場で躍動したのが、オルフェーヴル産駒のラーゴム。外にヨレるなど随所に若さを見せながらも、先に抜け出したビップランバンを力強く捕らえデビュー戦を飾った。なかなか奥がありそうな雰囲気で、重賞戦線でも出番がありそうな予感。特に秋冬の直線が短いコースの2000m..ラジオNIKKEI杯京都2歳Sや京成杯なんかがハマりそう。

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2勝10敗という最悪のスタートを切った阪神タイガースが息を吹き返し、○○○○●○○●○○○○で一瞬にして5割復帰を遂げた。たかが5割でウキウキしてどうするのと言われそうだが、開幕早々に終戦を迎えそうな状況から巻き返してきた過程を楽しまずしてどうするの。
理由は色々ありますが、最大の要因は「まともに打てるようになったこと」に尽きる。負けが込んでいた時期は打線が全く機能せず、ちょっと序盤に失点しただけで「オワタ..」な雰囲気が充満していたが、今は少々のビハインドならどうにかなる感たっぷり。先週前半の東京ヤクルト戦は、1・2戦目とも初回に2失点するも中盤で追いつくことができた。

得点力回復のポイントとなったのは、何といってもボーアが長距離砲として本領を発揮し始めたのと、半信半疑ながら使い始めたサンズが中軸として十分な役割を果たしてくれている点が大きい。彼らがいなければ不調の続いていた福留孝介を引っ張り続けなければならなかったし、昨年と同様に大山悠輔に勝敗の行方を託さざるを得なかった。
とはいえ彼らも最初は苦しんだ。ボーアに関しては18-0がクローズアップされるなど、完全にハズレ扱いを受けていたし、サンズも横浜戦での逆転弾の一発屋状態で、これだけコンスタントに結果を残してくれる姿は思い浮かばなかった。今や両者ともOPS.800を越え、どこに出しても恥ずかしくない「優良助っ人」としての道を歩み始めた彼らが上昇気流に乗れたポイントはどこにあったのだろうか。

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函館記念のアドマイヤジャスタはまだわかるわ。2歳時から素質の高さは見せてたから。心身ともコンディションが整えばどうにかなるかもしれんと。問題は中京記念のメイケイダイハードですよ。ずっと2ケタ着順が続いていて、単勝シンガリ人気の低評価もやむなし。それが驚きの豪脚一閃ですからね。何が大激走のスイッチになったのか。なんちゃらショック理論で馬券を買う人からすれば、前走のダートが効いたのかもしれんが。

「軽ハンデの神」酒井学も、「大差のシンガリ負け」を心配していた中竹和也調教師もみんな驚きのコメントを残していたのが印象的。そりゃそうだ。

「誰より僕自身が一番驚いています」。超大穴を演出した酒井自身も信じられない様子。中竹師に至っては「なんで勝てたか分からない。パドックで精神的に不安定になっていたので、大差のしんがりかもと心配していた」と戦前は最下位すら覚悟していたという。

 しかし、レースでは抜群の手応えで直線を迎えると、しぶとく脚を伸ばして残り100メートルで先頭へ。「うなって行っていたから止まるだろう」という指揮官の予想をいい意味で裏切り、そのまま後続の追い上げを退けた。

■ 【中京記念】メイケイダイハード大金星!史上初18頭立て最低人気馬が重賞V - デイリー

先頭に躍り出てもなお信用してない中竹調教師w

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2歳時にはホープフルSで2着に入るなど、将来を期待されながら長いトンネルに迷い込んでしまったアドマイヤジャスタ。しかし、日本ダービーでは大幅に馬体を減らしての出走でシンガリ負けを喫すると、それが尾を引いたのか秋以降も大敗続き。どうも最近の須貝尚介厩舎はコンディション管理に問題があるように感じることが多いのだが、この馬の場合は特にその印象が強かった。
完全に「終わった」扱いされてもおかしくない状態。前走の鳴尾記念も6着とはいえ、勝ち馬からは1秒も離されての大敗だった。ところがこの函館記念で突然の復活。そりゃ単勝15番人気もやむなしですわ。
しかも内容も圧巻。速いペースを中団で待機し、4角手前から外を回って一気にスパート。早々に先頭に立つと、追い込んできたドゥオーモに1馬身半さをつける完勝だった。
決して馬場や展開に恵まれての勝利というわけではない。かつては世代のトップを争ったポテンシャルの持ち主だけに、素直に復調なったと捉えるべきでは。次は王道ローテなら札幌記念に向かいそうだが、仮にそうなったとしても侮れない。

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二冠牝馬デアリングタクトを筆頭に、3歳世代で旋風を巻き起こした「ビッグレッド軍団」の勢いは2歳世代も止まらない。開幕週でウインアグライアがブエナベントゥーラを破ったのを皮切りに続々と勝ち上がり。そして世代最初の重賞もマツリダゴッホ産駒のリンゴアメが制した。祭り恋しき夏にリンゴアメ躍動。
めちゃくちゃ結果論だが、新馬戦を逃げずに勝った馬が強い函館2歳Sのセオリー通り。しかし1000mでの勝ち上がりだったし、420kg程度の牝馬ゆえどうしても強くは推せなかった。ましてリンゴアメだし..

母マイネデセールの名前は覚えているが、成績を調べてみると2004年夏の函館でデビュー。キャリア6戦目でカンナSを勝つなど、当時のマイネル軍団の生き様を象徴するような活躍ぶりだった。なお以降は(ry

こうして繁殖牝馬としても早仕上がりの特徴をしっかりと引き継げているのは好材料だろう。

正直リンゴアメもこの先どこで出番があるかと言われると厳しい見方になってしまう。阪神ジュベナイルFの頃にはもう記念出走枠になってそうだが、それを覆すとすればビッグレッド軍の育成力。果たしてどんな未来を描くか。

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京都は土日ともに雨が降らなかった。こんな週末はいつ以来。とはいえドカンと外出予定もなく、おとなしくしてましたが。ただ暑さに誘われて日曜はプール引っ張り出してきて娘と遊びましたよ。朝に淹れといたアイスコーヒーとパルム食べながら涼む37歳の夏。

そうこうしながらシャワー浴びて競馬の結果チェックしたら函館記念も中京記念も大荒れですわ。長く低迷していたアドマイヤジャスタの復活と、OPでの実績が全くなかったシンガリ人気のメイケイダイハード。無理。

注目の新馬レッドジェネシスも負けたし、2Rグルーヴビートも思わぬ大敗と波乱続出の一日だった。

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アヌラーダプラのHTB杯勝利や、セレクトセールで1歳馬が1億円オーバーで落札されるなど、何かと話題になることが多いポロンナルワの仔。それを機に改めて血統などを見直すと、「そういえばこの馬どこ行ったんや」と忘れかけていたのがガルヴィハーラである。
新馬→プラタナス賞を連勝と、エピカリス・ルヴァンスレーヴと同じ萩原清厩舎のダート黄金ルートを歩みながらも、全日本2歳優駿ではノーヴァレンダに敗れ3着。以後、骨折などで1年半もの戦線離脱を余儀なくされることになった。長いブランクを経て、ようやく日曜阪神の神鍋特別で復帰。ポテンシャル的には条件クラスでウロウロするようなレベルではないと思うが、いかんせん休養が長かったことと、本来の力を発揮できるかが心配。

まともならダート重賞の常連になれたであろう逸材である。再発を防ぎながら、どうにか上を目指してもらいたい。

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ブログ革命のおかげもあって、かつてない勢いで2歳戦はしっかり見てきている。それだけに未勝利戦に出てくるメンバーもだいたい顔とキャラが一致する状態。「この馬は次はもう順番やな」とか「距離が長くなるのはどうよ」みたいな見立てもつくように。先日のホウオウアマゾンが勝ったレースなんかはまさにそんな感じだった。

明日はグルーヴビートが中心になりそうだ。新馬戦はステラヴェローチェにこそ及ばなかったものの、後続には4馬身差をつけての2着。ソツなく好位を取れるセンスを見せる一戦だった。距離短縮を苦にするタイプでもなさそうで、ここは順当に人気に応えてくれそうだ。

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変則日程の影響で、例年より長く続いた阪神開催も最終週。馬場が傷みやすい時期でもあり、さすがに外が伸びる馬場になってきているようだ。ハンデ戦G3の中京記念も一筋縄ではいかないだろうが、単調な前残りにはならないのでは。

まず斤量面で有利に映るのがギルテッドミラーの51kg。NHKマイルCでも3着と善戦した3歳世代トップクラスのマイラーがこの軽量で走れるのは魅力だが、実質は4キロ増の55kgであることを思えばまあこんなもんか。まだ重賞も勝ってないし。この数字だけを見て飛びつくのは危険。
同じ3歳ならプリンスリターンの52kgの方がさらに1キロ軽い計算になる。原田和真とのコンビはいつだって応援したいが、今回は前に行ける優位性が行きなさそうなのがつらいところ。たとえここは敗れても見限らないよう注意したい。

古馬勢でいうと、まずヴィクトリアマイルであわや3着に粘り込もうかという見せ場を作ったトロワゼトワル。安定感でいえばソーグリッタリング。彦根Sで単勝万馬券の波乱を巻き起こしたラセットも米子Sで好走しており侮れない。

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毎年のことながら大混戦の函館記念。こういうレースを得意にしている馬券師たち本当に尊敬する。人気通りまともに買っても当たるはずがなく、かといって伏兵を見つける手がかりもなく..一度も馬券を当てた記憶はないし、これからも当たることはたぶんないだろう。

それでもレイエンダは違うよね、ってのはわかる。このお坊ちゃん気質が函館2000mのハンデ戦でやる気を出すとは思えないし、函館で勝ち切れないレースばかりのルメールが気の利いた騎乗ができるイメージもない。
同じく良血キャロットのカウディーリョはどうだろう。割と小回りに好成績を残しているタイプだが、すんなり自分の形に持ち込みたいタイプだけに、多頭数の激戦をどう乗り越えるか。

それならば逃げで活路を開きつつあるトーラスジェミニや、長期休養明けをひと叩きしたベストアプローチなどにチャンスが訪れそうな予感がする。

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凱旋門賞の舞台まで踏んだ馬が、夏場のダートOP特別で奮闘する姿を見ていると尊敬の念を抱いてしまう。ジュライSに出走するクリンチャー。今から思えば国内のG1タイトルにも手が届かない身分でのフランス遠征は無謀だったが、それでも京都記念を勝ち、菊花賞2着・天皇賞3着と国内トップクラスで活躍していたのは事実。だが帰国後は芝路線で結果が出ず、思い切ってダートに転向したらどうやら適性は十分だったようだ。さすがはディープスカイの血。
コンバート後は4戦して勝ち鞍こそないものの安定した走りを見せている。前走の三宮Sもヴェンジェンスとのマッチレースは見応えがあった。そして今回は単勝1番人気が濃厚のメンバー構成。58kgを背負うことになるが、ここでダート初勝利を決めたい。

過去の栄光にすがらない姿勢は、きっと実るはずだ。


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朝イチから重要なレースである。函館1Rには藤沢和雄厩舎のドゥラメンテ産駒オブデュモンドが出走する。この馬のデビュー戦は6月14日の東京競馬場、不良馬場で行われた一戦。ゴールドシップ産駒のユーバーレーベンが勝ち、1番人気のレガトゥスが6着に敗れたあの忌まわしきレースである。オブデュモンドも単勝3番人気の支持を得ていたが、全く思うように動けず11着と大敗。巻き返しを期して北の大地へと赴くことになった。

何が重要かというと、オブデュモンドの結果次第であの東京の馬場が、競走能力をどの程度ちゃんと反映させる状態だったかがわかるからだ。もし今回も大敗を喫するようなら単純に力不足なのだが、ここでガラリと一変するようなら、勝ち負けできる馬のポテンシャルを削ぐほどの悪条件だったという見通しが立つ。

レガトゥスやディアマンテールが何もできずに沈んでいくのを黙って見ているしかなかった身としては、ぜひともオブデュモンドには頑張ってもらって「言い訳できる馬場」だったことを証明してもらいたい。

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函館開催を締めくくる2歳重賞・函館2歳Sはモンファボリが人気を集めることになりそうだ。デビュー戦は5馬身差の圧勝でレコードのおまけつき。フランケル産駒の持ち込み馬という血統に相応しいパフォーマンスを見せた。先日のセレクトセール感想エントリでも書いたが、半弟が4億円で落札されたアシストにもなったんじゃないだろうか。

ただ、これまたレース後に書いたことのくり返しになるが、直線は頭を上げながらフラフラ走るなど気性面の若さも随所に見せていたのが気がかり。今回は同じように逃げで新馬戦を勝ち上がってきた馬も多数出走しており、うまく歯車が噛み合わないようだと脆さを見せるかも。仮にハナを奪えたとしてもペースが速くなりすぎるようだと後方に有利な流れになるし、いわばこの馬の速さは諸刃の剣。

全幅の信頼を寄せるのはちょっと危ないのではないだろうか。

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今週の新馬戦は注目馬メジロ押し!という感じではないが、その中で日曜函館の芝1800mに出走するゾディアックサインを取り上げたい。ポイントはモーリスとエアグルーヴ牝系との配合。すでに同パターンでレガトゥスやカランドゥーラがつまづいているだけに「三度目の正直」となるだろうか。

それにしても毎度のことながらエアグルーヴの血の広まりはすごいな。イントゥザグルーヴ→レネットグルーヴなんて一族の中ではだいぶ傍流にあたると思うのだが、こうして2歳の間から評判になるような馬が出てくるとは。走ってから言え、って感じですけど。

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先週の坂井瑠星は良くも悪くも話題には事欠かなかった。カイザーノヴァで新馬戦を勝ったはいいものの、4角で外の馬を弾き飛ばす進路妨害を取られて来週からは2週間の騎乗停止。ただ、これで(´・ω・`)ショボーンで終わらなかったのは良かった。日曜も2Rをエスペルトで6馬身差圧勝、4Rをエアリーフローラで逃げ切りと合計3勝の固め打ちに成功。どちらも未勝利戦ではあったが、この時期の3歳馬に1勝をもたらす価値は大きい。エアリーフローラは早期デビューから惜敗を続けていて、休みを挟んで叩き2走目で見事な変わり身だった。

函館最終週は少しでもいいイメージを残して「夏休み」に入ってもらいたい。

今週の目玉はもちろんカイザーノヴァの函館2歳S。「勝てば連闘」も視野に入っていたことだろうし、この参戦は驚くことではない。あの突き抜けた末脚は際立っていたし、展開的にもチャンスは十分。今季はまだJRAの重賞はまだ勝てていないので、このあたりでぜひ。

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チグハグな内容で新馬戦を落としてしまったアークライト。続戦か、それとも秋に仕切り直しか動向が注目されていたが、札幌で初勝利を目指すことになった。25日の芝1800m戦。今後への期待が膨らむレースが見たい。

ポイントは、一度使われての上積みがどれだけあるか。前走は敗れたアランデルには劣らない能力こそ感じられたものの、世代のトップクラスを争うレベルかと言われると疑問が残った。それだけに、今回は結果は当然のこと、器の大きさを再認識できるような内容も求めたい。変に目標にされることなく、自分のペースで動けるような形が取れればなおよし。タメてどれだけ伸びるか。

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先週ヨーホーレイクが無事に新馬勝ちを収めた友道康夫厩舎。内容には物足りなさを感じたものの、取りこぼさないあたりはさすが名門の期待馬である。どうやら次は野路菊Sを視野に入れているらしいが、距離の設定が未定で1600mに組まれるようなら芙蓉Sも..みたいな話も。

それはさておきレッドジェネシスである。同じ友道厩舎のディープインパクト産駒で、早くから今週の芝2000mに照準を合わせて調整が進められてきた。鞍上に福永祐一が指名されるのも自然な流れ。ここまで派手な時計をバンバン出しているわけではないが、ヒュッゲを追走併入するなどさすがと思わせる動きは見せている。

どうやらゲートが苦手らしく、恐らく最初はのっそりとしたスタートになるだろうが、わかっているなら慌てることはない。

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2歳女王ラッキーライラックの弟で、父がダイワメジャーに替わったグランメテオール。となれば早期デビューから朝日杯・NHKマイルCというルートを期待してしまうのは当然の流れだと思う。4月にゲート試験は早々に済ませ、7月の新潟で下ろすというのも青写真通り。あとはどれだけ追い切りで動けるかというところなのだが..

ちょっと厳しそうである。

25日新潟でのデビューを目指して調整中だが、2週前が坂路で4F54.9-1F13.7(不良・一杯)。前進が期待された昨日の一週前でもCWで4F53.9-1F13.1を要するなど、いくら時計がかかるコンディションとはいえ物足りない数字が並んだ。

松永幹夫調教師も「全体的にまだ幼い。徐々に良くなってほしい」とのコメントを残しているように、いきなり結果を求めるのは難しそうな雰囲気が伝わってくる。姉ラッキーライラック同様、この馬を担当している丸内永舟助手のTwitterを見ていても、まだ色々と教えていっている段階のようだ。かといって、新馬戦でズッコケた馬がPOG期間内に盛り返す例など極めてレアケースであり、それなりの発進は見せてほしいのが本音。

態勢が整わないのであれば延期も視野に入れてもらいたいのだが..

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昨日に行われた交流重賞スパーキングレディーCはファッショニスタが制し、同一レース連覇を達成。TCK女王杯(2着)に続く交流重賞参戦となったメモリーコウは4着に終わった。小回りのマイル戦だとなかなか思うように先行できませんな。前の止まらない展開で、どうにか外から追い上げたが届かず。とはいえ、距離や馬場次第ではどうにかなってもおかしくないレベルの差なので、どこかでハマらないかと期待しているのだが..

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1日目(1歳馬セクション)のつづき。



セレクトセール2020の2日目は当歳馬セクション。ここからいよいよディープインパクト・キングカメハメハの両横綱の産駒がほぼ不在の世代となる。生産者も馬主も、どの血統が次の時代のリーダーとなるのか予測もつかない中、それでも高額取引馬が続々と出現した。

この仔たちのデビューは2年後。それまでしっかりと覚えておきたい注目馬たちをまとめて紹介していく。

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きさらぎ賞6着以来、戦線を離れていたサトノゴールドが日曜函館の横津岳特別で復帰。実績のあるコース、G3札幌2歳Sのポテンシャルが評価されたか単勝1番人気に支持されたが、見せ場も作れず10着と大敗を喫した。

うーむ、これにはガッカリ。

確かにめんどくさいペースにハメられた感はある。逃げ切ったシンボが前半かなりスローに落とし、2周目バックストレッチからトロピカルストームがマクリを打って一気にペースアップ。残り1000m地点から11秒台が続くラップになると、なかなか後ろから差すのは難しい。札幌2歳Sのようなロングスパートをくり出せればよかったが、後方のまま伸びる気配も見られずに終わった。

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3歳の未勝利馬にとっては厳しい季節がやってきた。この時点で大敗が続いている馬の勝ち上がりは望み薄、「あと一歩」のところまで来ている馬も巡り合わせ次第ではタイムアップを迎えてしまうかもしれない。もちろん、地方転出からの出戻りというルートもあるとはいえ、能力の底が見えてしまった馬は「未勝利戦終了」が見切りをつけるタイミングとなってしまう。

そんな中、ようやくタンジェリンムーンが初勝利を挙げた。

タメると届かず、番手だと甘くなるというじれったい競馬を続けてきたが、今回で3回目の騎乗となった川田将雅が意を決したようにハナを奪うと、そのままレースの主導権を掌握。最大の相手と見られたヴィオリーナが4角で並びかけてきたが、余裕ある足取りで再び突き離すと、最後は2着のヤマカツパトリシアに5馬身差をつけての圧勝。これまでもどかしいレースがひたすら続いていたが、今回は安心して見守ることができた。

連戦に加え蒸し暑い時期に差し掛かってきたこともあるだろう、今回は馬体を維持するために1週前にはあえて追い切りをかけない苦難の調整で臨んだ一戦だった。それだけに、もしここを落としているようなことがあればいよいよ崖っぷちに追い込まれていたはず。ギリギリのところでつながった競走馬生活、将来に向けてまずはしっかりと英気を養ってほしい。芝の1勝クラスはどうせほとんどローカルでしか組まれないので、暮れの中京開催くらいで戻ってきてくれればいいのでは。

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セレクトセールといえば日本競馬の夏を彩る一大イベント。しかし、毎年その話題は気にかけてはいるものの、リアタイでその様子を追いかけたことは今までなかったなと思い、今年はYouTubeの中継を仕事のBGM代わりに流していた。

これがなかなかいい。

「にせんよんひゃくまーん、にせんよんひゃくまーん」といったおなじみの掛け声から、「ディープインパクトの肌にモーリス、令和のスタンダード配合でございます」などの宣伝文句など、オークショニアのリズムのいい進行が実に聞き心地がいい。で、ぼやーっと聞いてると時に超高額取り引きの馬が出てきてついつい画面も食い入るように見てしまうという。

高値がついた馬はニュースにもなって一時的に話題にはなるんだけど、その馬がデビューする頃にはすっかり忘れているというのが例年のパターンでもあった。それはあまりにもったいないだろうということで、今年は覚えておきたい幼駒のことを自分なりにまとめておこうという試み。

それでは初日に行われた1歳セクションから。

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土曜は阪神で勝ち上がったダノンシュネラと同じく、ドゥラメンテ産駒のドゥラモンドがデビュー勝ちを収めた。仕上がり具合など、やや半信半疑な部分もあったが、終わってみれば素質が違ったといった印象。血統的にも時計のかかる馬場も問題なかった。

好スタートを決めて2番手からの競馬。余裕ある手応えのまま先頭に並びかけ抜け出す、危なげない内容だった。これまでのドゥラメンテ産駒の課題として見かけられた気性の悪さも見られず、今後もオーソドックスな競馬でコンスタントに力を発揮していくタイプになるのでは。

まだまだ仕上がり具合は余裕残しだと思われるので、一度使われた上積みも大きそう。

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かつては1つ勝ち鞍を挙げただけで大騒ぎになった白毛馬も、ゴッドマザー・シラユキヒメのおかげでその活躍ぶりも珍しい存在ではなくなった。交流重賞を勝ったユキチャンを皮切りに、ブチコやシロニイも中央準OPでコンスタントに走り、そして昨年のレパードSではハヤヤッコが中央重賞タイトルをもたらした。「白くて強い」のが、シラユキヒメ一族なのである。

日曜函館5Rでデビュー戦を飾ったソダシも、新たにファミリーの系譜に名を連ねることになった。内容も文句なし。好スタートから引っ張りきれない手応えで2番手を追走すると、早めに先頭に立ちあっさりと後続を突き離した。小回りのコーナリングが上手いのが目についたし、上がり3Fも12.0 - 11.7 - 11.6と加速ラップを刻んでいるのも好印象。

ちなみに白毛馬がJRAの芝の新馬戦を勝ったのはこれが初めてだという。

母ブチコ×父クロフネという血統からも、どうしてもダートでの活躍を想像してしまうが、この走りを見る限りは芝でも十分やれそう。さすがに春秋の東京・京都の高速決着だと厳しいかもしれないが、条件を選べば「白毛馬初の芝重賞制覇」だって見えてくるかもしれない。


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初勝利が遠かったモーリス産駒が、とうとうその呪縛を解いた。意外といっては失礼かもしれないが、大仕事をやってのけたのは土曜函館5Rに出走したカイザーノヴァ。先々週のラジオNIKKEI賞で1番人気に支持されたパラスアテナの半弟だが、今回は単勝6番人気と伏兵の域に甘んじていた。

しかしその末脚は強烈だった。

序盤はじっくり後方から構え、手応え十分のまま4角を回ると、トップスピードに乗ってからはまるで他が止まって見えるほど脚色が際立っていた。単勝1番人気のクインズムーンすら、並ぶ間もなく差し切るほど。レース後すぐに連闘での函館2歳S参戦が表明されたが、十分に好勝負に持ち込めそうな可能性を感じる勝利だった。

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新馬戦で期待馬が敗れてしまうと、「まだまだこれだけでネガるのは早い」と自分に言い聞かせながらも、内心まあまあオワタと諦めてしまいがち。しかし、モントライゼの2戦目は安堵と期待にあふれるものだった。関係者の皆さんよかったですね。

デビュー戦で九州産馬ヨカヨカに屈した新馬戦は、正直まあまあ誤算だったのではないだろうか。ローテはともかく、ポテンシャルの面で「え、こんなもん?」という不安がよぎったことだろう。

それを払拭する、見事な大差勝ちだった。

好スタートから瞬く間にハナを奪い切ると、そのまま後続を引き離しての逃げ。4角でもう勝負の行方は決したように映ったが、そこからさらに差を広げての圧勝。鞍上はほとんど追わないままの入線だったが、それでも2着馬に1.7秒もの差をつけてしまった。

着差そのものは相手関係の影響もあるだろうし額面通りに誉めちぎるわけにはいかないが、しっかり持ち時計も0.6秒更新したし、実戦を一度使われての上積みは十分に感じるレースだった。出資者ならびにPOG指名者にとっては安堵と今後の期待が膨らむ勝利になったのでは。

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前評判の高い牝馬が揃った土曜阪神5Rの新馬戦を制したのは、単勝1番人気に支持されたダノンシュネラ。追い切りも意欲的にしっかりやられていたし、順当な結果ではあるが、それにしても器の大きさを感じさせる勝利だった。
出遅れ気味のスタートから序盤は戸惑い気味の追走。川田将雅も手綱を軽く押し、促しながらの追走になったが、4角で大外に持ち出しスパート態勢に入ると、渋った馬場も苦にすることなく脚を伸ばして1馬身差の快勝。いい意味で牝馬らしからぬ、どっしりした雰囲気が印象強い勝利だった。

レース前にも書いていたが、マイルがベストという馬ではなさそう。もちろん桜花賞も守備範囲だが、どちらかといえばオークスが向いていそうな感じ。この世代の牝馬ではサトノレイナスが開幕週に新馬勝ちしているが、それを差し置いて現時点ではナンバーワンの強さを感じさせた。あくまで新馬戦の勝ちっぷりから判断してのものだけど。

ちなみに我がPOG戦線ではライバル陣営に持たれているだけあって、この先も脅威の存在となりそうだ。

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圧倒的人気に応え、無事にデビュー戦を白星で飾ったヨーホーレイク。友道康夫厩舎の期待馬で、しっかり乗り込まれ水準以上の走りを見せていた調教の内容からも、ここは「勝って当たり前」の心境だったのではないだろうか。

むしろ内容は地味に映ったくらいで、この程度ではトップクラスで活躍できるかはやや懐疑的。いつものクロウキャニオン仔と同レベルかなという印象が残った。

レース序盤はスローペースに付き合わされながらの走りで、やや手綱を引かれながらの追走。もうええやろとばかりに4角手前から先頭集団に並びかけ、早めに抜け出し押し切った。ゴーサインが出てから後ろを突き離すような脚が見られればインパクト十分だったが、そこまで圧倒的なパフォーマンスは見られず。レースの上がり3Fも11.8 - 11.5 - 12.5と最後は減速しているし、2着のセファーラジエルに内から迫られたように、末脚には物足りなさが残った。

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前残り決着が目立った先週とは打って変わって、荒れた芝コースを舞台に激しいマクリ合戦となった七夕賞。混戦を制したのは、昨年の福島記念の勝ち馬クレッシェンドラヴ。2週連続の重賞勝ちとなった内田博幸の好騎乗ぶりが光ったが、大外を回さず内をロスなくマクる進路取りは、あのゴールドシップの皐月賞を思い出すものだった。
近年はすっかり大舞台とは縁遠くなってしまったベテランだが、6月のエプソムCも含め最近は重賞固め打ち傾向にある。引き続き活躍が楽しみなサマーシリーズである。

ブラヴァスは正攻法の差しで2着と好走。残念ながら福永祐一の10場重賞制覇の記録達成はならなかったが、地力強化ぶりを印象づける一戦だった。この内容ならどこかでタイトルに手が届きそう。じっくり使ってきた厩舎のスタイル的にも、まだまだ余力を残してそう。
3着は福島巧者どころか「福島マニア」のヴァンケドミンゴ。狙いを定めての一戦だけに勝ちたかったことだろうが、馬券圏内を確保した恩恵を受けている人も多かろう。
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終わってみれば「格」がモノを言ったプロキオンSだった。レッドルゼル、サクセスエナジー、ラプタスとJRAでの重賞勝ち鞍を持たない上位人気馬を相手に貫禄を見せたのは、59kgを背負った歴戦の強豪サンライズノヴァ。久々の右回りに1400mと条件的にも楽ではなかったが、まるでそんなことは感じさせない完勝だった。
6歳だが老け込む様子は全くないし、秋には南部杯というドンピシャの舞台も待っているし、まだまだこれからが楽しみ。

「格」という意味ではJBCレディスクラシックの勝ち馬ヤマニンアンプリメも甘く見られたものだった。東京スプリントで大敗を喫して以来の実戦で、時計のかかる馬場の方がベターという判断も妥当だったと思う。それだけにこの力走には驚いた。この馬も交流重賞で稼げる馬だけに、コンディションを戻してきたのは陣営にとって大きい。


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正直、ダンシングプリンスのことを知ったのは4月の中山でのぶっちぎり劇を演じた後のことだった。地方からの「出戻り」でありながら単勝1.7倍の圧倒的人気に支持されたあたり、その評判は確かだったのだが..まさに終わってビックリであった。

3歳夏のデビューからの3戦(競走除外1戦を含む)は芝を使われたが、やはり本領発揮はダートだったのだろうか。父が芝のスプリント路線で長年にわたり奮闘したパドトロワ、母系はデュランダルらと同じということを考えれば最初は芝から使いますよね..

宮田敬介厩舎としても、開業早々に旗頭的存在に出会えたのは大きい。

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